まず、絵、図、写真を多く載せていて、レイアウトも様々なので、読み進めているうちに単調と感じることがないと思います。またある一つのトピックについて、体系的に知識を得られるように構成が配慮されているとも感じました。
内容面以外にも、つくりが丈夫であること、全ページカラーであること、紙の質が良いこともいいところであると思います。
この量と質でこの値段は安いと思います。全ての面に関してここまで充実した本はそう無いと思うので、英語に関する教養を高めたい人には役立つ一冊になるはずです。
とにかく、中身の充実ぶりがすごい。英語の歴史、語源、語彙、文法構造、話し言葉と書き言葉、地域・社会・個人で英語がどう異なるかなど、あらゆる角度から英語を取り上げており、しかも全ページカラーで写真や絵も豊富に取り入れられています。題材も新聞・雑誌はもちろん、ルイス・キャロルや漫画なども入って様々で、暇なときに眺めているだけでも楽しめます。
この内容でペーパーバックなら3,000円ちょっとというのはとても安いのではないでしょうか(ペーパーバック版ももちろん全ページカラーです)。手元に一冊置いておいて、損はない本です。