コロンビア・トライスター ウォー・ムービーズ・コレクションBOX 3 [希望への戦い編] [DVD]
価格: ¥15,540
米コロンビア・トライスター映画が権利を持つ戦争映画BOX第3弾[希望への戦い編]は、第2次世界大戦とべトナム戦争に焦点を当てた5作品を収録。名匠フランシス・コッポラ監督の『友よ、風に抱かれて』は、かつて彼が撮った『地獄の黙示録』と表裏一体をなすべトナム戦争映画の秀作。ここで描かれるのは戦場ではなく、軍の祭祀を司る米国内歩兵隊であり、さまざまな戦死者を見送ってきたベテラン曹長の悲しみをジェームズ・カーンが見事に体現している。
ブライアン・デ・パルマ監督の『カジュアリティーズ』は、ベトナムの戦場で行われたベトナム人少女レイプ殺害事件をモチーフに戦場の狂気を描いた問題作。マイケル・J・フォックスとショーン・ペンの善悪を対比した熱演が光る。
ブライアン・フォーブス監督の『キング・ラット』は、日本軍による連合国軍捕虜収容所が舞台。捕虜たちがネズミを飼育して売買し、したたかに終戦まで生き延びていく姿を描いた異色作。戦後、せっかく連合国軍が解放に来たのに、みんな喜びよりも脱力感の方が先に来てしまうあたりが妙にリアルである。
名匠ジョン・フォード監督の『長い灰色の線』は、米国陸軍士官学校の教官がふたつの世界大戦をはさんで若者たちを軍人へと鍛え上げていった米国陸軍士官学校教官の人生を描いた伝記映画。そしてネイザン・ジュラン監督の『勝利への潜行』は、80年代の米国大統領ロナルド・レーガンが俳優時代に主演した作品で、日本軍の物資補給を断つべく、日本海へ潜入する米潜水艦内の人間ドラマ。レーガン夫人のナンシー・デイヴィスも共演している。(的田也寸志)