コロンビア・トライスター ウォー・ムービーズ・コレクションBOX 2 [冷徹な戦場編] [DVD]
価格: ¥15,540
米コロンビア・トライスター映画が権利を持つ戦争映画の名作群を集めたBOX第2弾[冷徹な戦場編]は、冷戦などさまざまな世界の争いを背景にした作品群5作品が収められている。巨匠フレッド・ジンネマン監督、グレゴリー・ペック主演による『日曜日には鼠を殺せ』は、スペイン内乱から20年後が舞台。敗北してフランスに逃れた共和国軍の闘士と、執拗に彼を追い、ついには母親をおとりに彼を罠にかけようとする警察署長との確執を描いたサスペンス映画の名作である。
ケヴィン・レイノルズ監督の『レッド・アフガン』は、旧ソ連のアフガニスタン侵攻を題材にしたもので、たった1台の戦車で戦争の狂気を見事に描出。日本では東京国際ファンタスティック映画祭で上映されたものの劇場未公開に終わった、これぞ戦争映画必見の幻の大傑作である。
ジョン・ル・カレ原作、フランク・ピアソン監督の『鏡の国の戦争』は、東西冷戦下、西側のスパイに仕立てられ、東ドイツに潜入する主人公の運命を描いたもの。
若き日のアンソニー・ホプキンスも出演している。シドニー・ルメット監督の『未知への飛行』は、水爆を搭載した米爆撃機が誤った命令でソ連に向かったことから、米国首脳部の混乱と苦悩を描いたポリティカル・サスペンスの秀作。衝撃のラストも、今や絵空事ではない。
ジェームズ・B・ハリス監督の『駆逐艦ベッドフォード作戦』はリチャード・ウィドマーク扮する偏執狂的な駆逐艦艦長が未確認潜水艦を追い続ける中、艦内の混乱を描いた意欲作。こちらも衝撃のラストが用意されている。(的田也寸志)