文学史の勉強に役立つのは間違いないが
★★★☆☆
近代日本文学史をうまくまとめている本だと思う。とっつきにくい文学史を、要点をおさえつつわかりやすく概説している。受験後にも、一般教養として勉強する場合にも役に立ってくれるだろう。
しかし文体が変にくだけすぎていて、読みにくい。読者に配慮した結果なのかもしれないが、あまり良い印象を受けない。また、所々に入る関連した余談はまだしも、筆者の説教のような挿話が読み進めるにしたがってうんざりしてくる。
内容は本当に良いのだが、読むのに煩わしく感じてしまうのが残念だ。
文学史実況中継
★★★★☆
文学史と書いてあるけど、近現代文学のみの解説です。著者の類書にも言えるのですが、とにかく読んでいて知的な興奮を味わえるから、つい内容確認もせず購入してしまいます。本書も楽しかったです。
出口は神
★★★★★
書店で内容が面白そう、かつ、●●主義は××であるという説明が簡潔で丁寧だったので購入しました!!
ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいました。素晴らしいです。
ストーリーにすればぐいぐい頭に入って行きます。
しかし誰でもこんな、短い言葉で分かり易く言えるわけじゃない。出口先生素晴らしいです。
ただ不満が。
森鴎外、夏目漱石についてはかなりの頁を使用して懇切丁寧ですが、
後半第8章が簡略だったことです。
太宰や三島についても出口先生の言葉でもっと解説して欲しかった。
というか受験参考書にとどめておくのが勿体ないです。
一般文芸として、もっと掘り下げた版を出して欲しいです。
そして受験向けにはもう少し8章を詳しくまた続編を希望!
買って損しません。普通の読書にも最適!!
早わかり文学史
★★★★★
一度読むだけで文学史の流れがきちんと頭の中に整理される本です。時間のない受験生には最適だと思います。ただ暗記だけの文学史はやる気がおきないけれど、このように説明が上手だと小説までも読んでみたくなると思います。
流れからのアプローチ
★★★★☆
非常に時間と人物の内面的な部分にこだわっていて、親切な内容。
素晴らしい説明です。