社会言語学は分野が広いのでこの本では全部をカバーし切れませんが、基本的事項はカバーされているので、初めて社会言語学に接する人には最適です。また平易な英語で書かれているのでネイティブでない人にも読みやすいと思われます。また参考文献も多数載っているのでこの本だけで物足りない人にはさらに違う本を読める情報も与えてくれています。他の本(例えば僕の場合はSociolinguistics and Language Teaching)の副読本として読むことで本書の理解も更に深まると思います。
独習用としてよりもむしろ大学等でのテキストとして、授業者が適宜解説を
加えながら読み進めていく用途に適しているといえる。