聖書の蛇、イソップのキツネから、
ファンタジィでお馴染みのドラゴンまで、
さまざまな動物から、絵画を読み解いています。
図版は豊富ですが、ひとつひとつのサイズが小さいため、
画集ではなく、ガイドとして楽しみたい本です。
同じ物語、同じテーマやキャラクターを、
どんな画家がどんなふうに解釈して描いたのかを比べたり、
自分の好きなタッチの画家を探したり。
ゲームなどで描かれることの多いドラゴンには、
かなりのページが割かれており、
現代日本のわたしたちには思いがけないような描写に
触れることができます。
幻獣のルーツを視覚的に、手軽に知りたい、という人に、
おすすめします。