平民の娘が貴族の決闘を止めようとして、隙をつかれたトレシャム公爵が脚を負傷してしまう。おまけに「こんなことで命を賭けるなんて愚かだ」と説教したばかりか、職場に遅刻して解雇されそうなので遅れた理由を雇い主に釈明するよう要求しに来る。（これでおとがめなしなんて？！）でもここを過ぎたらはまってしまったのです。どうという事はないと思いながら読んでいて泣けてしまった。ヒロインがいい。よくある突っ張りとおすタイプかと思いきや、自分の心の声に耳を傾け引くところは引く。ヒーローもいい。他人にどう思われようと、高貴な身分であるが故の務めをはたそうとして孤独に耐えている。あと公爵の妹のキャラが最高でした。他の作品も全部買ってしまって読破しているところです。