Beauty & The Beat
価格: ¥953
1970年代のパンクシーンが80年代のニューウェイブの引き波に押し流されたとき、ザ・ゴーゴーズほど見事にこの変化を乗り切ったバンドは他に類例を見ない。このヴァレー・ガールズたちは、その音楽が威勢よくてなおかつ風変わりと思われるようにと、パンクの遺産を魅力的なセンスで装った。ピリッとしたシングルWe Got the BeatとOur Lips Are Sealedは、デビューした頃にヒットチャートを駆け上っていった作品で、実に派手派手しい曲だ。アルバムの残りの曲はもっと硬いからをかぶっている。例えば苛立ったようなCan't Stop the Worldは、ラモーンズを得意がらせることだろう。それからThis Townの歌詞の内容も見てみよう。「前に言ったセリフを変えなさい 私たちはみんな夢見る乙女、私たちはみんな淫売 捨てられたスター くたびれた車みたいに この町の通りを汚しまくれ」。ホールのシングルCelebrity Skinは、同じテーマで90年代に作ったものだ。「メイクをつけたまま起きたとき これほどくたくたになったことある? 甘い話なんてどこにもない 売女 女給 モデル 女優 もう、名前なんかなしにしよう」。コートニー・ラヴがその贅沢だが最低のライフスタイルを公開することで有名になったように、ハリウッドの自堕落なライフスタイルをテーマにしたゴーゴーズの歌は、彼女らもまたハードキャンディよりもハードな生活をしていることを暴露している。 --Beth Bessmer