デビュー時は若い女の子、それもイギリスの白人がディープ・ソウルを歌うということで話題になったジョス・ストーン。早くも4作目となるこのニュー・アルバムでは、最早そんな物珍しさは消えて、堂々の実力で勝負している。ゲストにはR&B/ヒップ・ホップ界からのみならず、ジェフ・ベックやデヴィッド・サンボーンなど、ロックやフュージョン界からも大物が参戦。彼らと堂々と渡り合う彼女の大器振りには脱帽だ。(ADLIB2009年12月号)
Jazzの要素を加えたソウルアルバムです。
★★★★★
これから購入を検討しているリスナーの方にはジャケ違いパープル盤
をお奨めです。安いのとMr. Wankerman 14分近い大作もボートラで
ちゃんと入っているから。日本のボートラはどうでもいい。
発売にあたってはレーベルとのトラブルや欧米ではこのジャケットが
不快感を与えると言うことで一時的にパープルジャケに変更されたり
一部販売店独占販売とか、飛びっきりヤキモキさせられました。
『Djin Djin』というアルバムでストーンズの Gimme Shelter を
Angelique Kidjo とカバーしているのを聴いて改めて Joss の
ブラック・コンテンポラリーな歌唱力にびっくりした !
そして予想に違わずこのCDもJazzの要素が見え隠れする
ソウルフルな良盤。かなりお奨め。ジャケ違いパープル盤を。
しかし焼きが回ったJ. ベックもここでは刺身のつまだね !
駄足
カテゴリーの事をしのごの書いている方がいるが、自らR&B系ボーカリスト等と
カテゴライズしているんだ。自己矛盾で混乱しております。いや混乱する前に気が付いて無い様子
(内容はコピペ&ジャンク多し、恥ずカス)
艶のあるシャウトがたまらない!
★★★★☆
J・ベック最新作「Emotion & Commotion」での、大先生のギターにも一歩も引けを取らない鮮烈なボーカルにすっかり魅せられて購入しましたが、想像以上にソウルフルで素晴らしいボーカリストでした。“ホワイト・アレサ”という評価もあるようですが、さすがに先達のディーバ達と比べるとまだまだ線は細いけど、補ってあまりある「艶のあるシャウト」、もうたまりませんね。
やれブルーズだ、ロックだ、カントリーだ、ソウルだと、やたらと音楽をカテゴライズする風潮がありますけど、様々なジャンルを貪欲に取り込み、高いレベルで自らの血肉に昇華して、かつ独自の色に染め上げることができる彼女のようなアーティストには、そんなジャンル分けなんて意味ないんですよねぇ。この素晴らしいアルバムを聴いて思ったのはそんなこと。D・サンボーン、J・ハートマン、J・ベック&シーラ・E、R・サディークといった、様々なジャンルの豪華ゲストを迎えつつ、完全に彼女の世界観の中での、ひとつのパーツにしか過ぎないんですからねぇ。
しかもまだ若干24歳(!)。酸いも甘いも噛みしめた頃、どんな姿を見せてくれるのか。これからどこまで進化するのか、いや深化していくのか、末恐ろしいですねぇ…。
英国ソウル・ミュージック、安定感あるジョス!
★★★★★
天才少女歌手としてデビューしたジョス・ストーンの4枚目のアルバムになる。
ソウル・ミュージック界で若手でこれほど存在感のあるシンガーはまれだろう。
冒頭曲の「フリー・ミー」は正に彼女の生き方そのもので、宗教観に裏打ちされた真面目さの中に、「裸足」や「マウスピース」など彼女の個性的なファッションも定着して重みを増したきたようだ。ジョスは日本では評価が低いようだが、彼女のこの曲は発表と同時に英米TV曲の音楽番組が取り上げている。ボーナストラックを除くと全12曲で9曲までが彼女の作詞作曲だから、シンガーソングライターとしての仕事のペースも丁度いい塩梅だ。
話は飛ぶが、YOUTUBEでジョスとアメリカ・カントリーの天才歌手リアン・ライムスのジョイントコンサートの映像がアップされていて感動した。二人のそれぞれの持ち歌を見事なハーモニーでまとめているほか、ジャニス・ジョップリンも歌った「サマー・タイム」を全く今風に歌い上げていた。天才歌手というのは本当に心強い。
間違いなくグラミー賞ものでは。。。
★★★★★
久しぶりにリリースされ、待っていた新作でしたが、期待以上というより、スゴイの一言でした。
"The Soul Sessions", "Mind,Body & Soul", "Introdicing..."Joss Stoneには注目して聞いてきましたが、
ここまで完成度の高いアルバムはR&Bに限らず、ここ数年なかったと思います。1曲目の"Free Me"ではStanton Mooreを
ドラムに迎え、3曲目"Parallel Lines"ではJeff BeckとSheila Eを、10曲目"I Believe to My Soul"ではDavid Sanbornを
フィーチャーしています。Jeff Beckの"Live at Ronnie Scott's"のDVDで見た時も素晴らしいアーティストだと思いましたが、
その後に出すアルバムがこれほど素晴らしいとは想像していませんでした。そのほかの曲もモータウンの名曲を彼女なりに
消化した上で生まれてきたような素晴らしい出来。これまでのアルバムの間延びした感のあった作りは微塵もありません。
個人的には11曲目"Stalemate"でJamie Hartmanというイギリスのアーティストと共作したバラードがアルバム中でもベストチューンだと思います。
自身を含め、Phil Ramone(Billy Joel, Paul Simonのプロデュースで有名)ほか8名のプロデューサーを迎えている事が
アルバムに良い緊張感を持たせていると思います。
絶対にお勧めのアルバム、洋楽ファンにはマストの1枚だと思います。
ソウルフル
★★★★★
最近の若手R&Bシンガーの中ではとってもクオリティーの高いミュージシャンですね。
特に9曲目の you got the loveはスバラシイデス。ティナマリーのsquare bizを彷彿とさせる、ホーンが効いててめちゃくちゃカッコイイです。非黒人なのに、今売れている若手の黒人R&Bシンガーよりソウルフルです。