著者は医療関係者ではなく、学者さんだそうです。ご子息の皮膚炎に取り組まれる中で、
皮膚科の主流である「アトピー体質は一生なおらないからステロイドで症状を上手くコントロール」という考え方に強い疑問をもたれます。
体験談や健康法のすすめとは違い、学者らしく仮説と検証を重ねて導いた結論が「アトピー体質なるものなど存在しない」。
著者は、皮膚炎の主な原因として水道水の塩素・合成洗剤などの化学物質・亜鉛など微量ミネラルの不足をあげ、
アレルゲン除去より先にこの３要因を改善することを主張します。とても信憑性のある話です。
「アレルギー体質」と言われている人もそうでない人も一読されてみてはいかがでしょうか？
文章もとても読みやすく書かれています。