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Yoshio Taniguchi: Nine Museums

価格: ¥5,376
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Museum of Modern Art
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   ニューヨーク近代美術館(MoMA)はここ数年、開館史上もっとも大規模な建築プロジェクトのただなかにあった。谷口吉生の設計による新生MoMAは、開館75周年にあたる2004‐05年の冬、マンハッタン中心部に再オープンする。総面積63万平方フィート(約5万8500平方メートル)の複合建築形式の新美術館は、改築前の2倍に拡大され、展示・公開講座・教育活動・学術研究のためのスペースが著しく広く再設計されている。だが、谷口が設計した美術館は、MoMAが最初ではない(ただし、米国の美術館としては初)。谷口は1978年以降、母国日本で数々の美術館設計を手がけている。

   新MoMAビルディングの開館を記念して、MoMAは谷口がこれまで設計した9つの美術館を1冊にまとめた本を出版する。彼が手がけた美術館には、東京国立博物館・法隆寺宝物館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、長野県信濃美術館・東山魁夷館、土門拳記念館、資生堂アートハウスなどがある。長野の東山魁夷館では、東山魁夷作品の展示スペースの隣に、光を反射する池と庭園が配されている。旧拳母市の城下町に立つ豊田市美術館では、新市街と歴史地区を一望できる設計により、その地の歴史や独特の性質が表現されている。また、丸亀駅前に位置する丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は、駅と美術館とを結ぶ広場を内包した設計になっている。『Yoshio Taniguchi: Nine Museums』では、各美術館の設計が解説されるほか、MoMAの新ビルディングが大きく取り上げられている。新生MoMAでは、芸術と建築、そして人間が全体の環境設計にとりこまれている――こうした概念は、日本の茶道の精神に見られるものだ。日本の茶碗は非常に簡素な形と色でつくられているが、ひとたび茶が注がれると、茶の温もりや色、香りを内包するまったく新しい物体へと変化する。それこそが環境というものなのだ。テレンス・ライリーによる谷口吉生論収録。ハードカバー(約25.4×25.4cm / 204ページ / カラー図版141点、白黒図版64点)。

パースがきれいな作品集 ★★★★☆
谷口吉生のMoMAでの展覧会に伴い出版された美術館建築の作品集です。
写真もきれいですが、特筆すべきはCGのパースの美しさです。
同作品集の日本語版も発売されており、こちらの方が掲載されている作品数も多いので、とりあえず彼の作品集が欲しいという方には、こちらの日本語版、あるいはJAより1996年に発売された特集をお勧めします。