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ヴァルプルギスの後悔〈Fire2.〉 (電撃文庫)

価格: ¥616
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキーメディアワークス
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なにもかも流される ★★★★☆
陣営が分かれる第二巻。

登場人物や舞台、時間、流れの関係からビートシリーズを読了していることが大前提と思われます。
他、ブギーポップシリーズのカウントダウン、夜明け、VSイマジネーター、
さらに可能であればハートレスレッドもオススメ。

登場人物個人の意志とは裏腹に、状況が進むにつれて
結果的に思いがけない者同士で手を組んだりわかれたり、混迷期に当たる今巻ですが、
そのただなかで、自分の望む方向へ進み続けることができた一般人代表村津隆の存在が際立っています。
この辺の群像劇の描写は作者独特のものがあり、多少アクションが食傷気味ですが
初期のようなタイプの物語性を重視する読者は感じるものがあったのでは。
また、本書で重要な役割を引き継ぎ、しかもやりたいことははっきりしているのに
依然どこへ行くのか全く分からない不確定要素織機綺が対称的。
舞台が整いつつあるので、3巻ではほぼオールスターに近いドンパチというか接触がみられるのではと
期待を込めて☆4です。
正義の味方のその実態 ★★★★☆
 凪、追い詰められてます。ヤバイくらいにマジで、死ぬかもというほどに。「自分」、という逃げようもないモノと相対することになっちゃっていますからねえ。うう、ここからどう事態が転ぶかまったく先が読めない……。

 今巻の主役は多分、村津隆です。

 あとがきなんかを見ても、そういう風に捉えて間違いないかと。綺なんかもでも、相当あれこれとやってますけどね。世界の主役のそのすぐ傍にいる、けれど事態に対し影響力を限りなく持たない、そしてその自覚もある者達はそれでもどこまでも足掻きます。一瞬でもそのことを忘れられる、その瞬間を味わうその為だけに。
 当の世界の主役、「魔女達」もでもそれはそれで力を持ち過ぎているが故に幸せには見えませんけどね……。無力であれば悩み、力があっても出来ないこと、思い通りにならないことはあり。上手くいかないものです、何もかもが。
 どこまでも「今この時を踊る」しか出来ない者達の物語、登場人物を増やしつつまだまだ続きます。早く、早くこの後の話を読ませてください上遠野先生!
中巻は盛り上げに欠けるもの ★★☆☆☆
統和機構との決着、凪の運命、合成人間の可能性、そして魔女とは?
この物語は上遠野ワールドの中でも重要な位置づけになると思います。
ブギーファンなら呼んで損はありません。

今回の〈File2.〉に関して言えばあまり面白くありませんでした。
〈File3.〉への繋ぎの作品と言ったところでしょうか。
非常に淡白な印象です。

〈File3.〉での盛り上がりに期待です。
ビートのときのようなヒリヒリする熱さをもう一度!
がんばれ、正樹……。 ★★★★☆
おもしろいです。
1巻を買った人は買って損はないでしょう。まだ続いているのですが……。

ちょっと悲しかったのは、『VSイマジネーター』であれだけ心を通わせていた織機さんと正樹が……。
織機さんが、完全に正樹のことをアウト・オブ・眼中です。
凪に熱烈なラブコールを送りすぎて、周りが見えなくなっているような気がします。
そ、そりゃあ、凪には恩もあるだろうけど、でも情熱的すぎるぜ!
このまま熱血バトル百合ラノベになるのだろうか、と邪推してしまうぐらい……。
ふ、不毛だよ!

とはいえ、
まだまだ正樹の出番も増えそうなので今後も楽しみに待ちます。
バトルシーンでのスピード感ある描き方は、電撃文庫ピカイチなのでは?と勝手に思っている作家さんです。
元からファンの方には無用の情報かもしれませんが、統和機構の合成人間たちがどれも最高に人間くさくてかっこいいですね。
絆が故の選択 ★★★★☆
今回はビートシリーズのラスト、ビートと朝子が凪と合流するまでの話。
圧倒的な魔女の存在の前に、凪たちは己の無力さを噛み締める。逃げた方が賢明だと理解しながら、絆が在るが故に、その選択が出来ない彼等。
魔女に敗北する凪、亨。凪を最後まで守ろうとする健太郎とラウンダバウト。強大な能力を得るも、迷走する綺。一人、アルケスティスと対面する正樹。
自分の無力さを解った上で、彼等が今後どんな道を選択し、覚悟を決め、行動していくのだろうか。
今はまだ序章の段階だと思いますが、それぞれが予想のつかない状況に流されていき、これからどうなっていくか、とても楽しみです。