インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

技術者たちの敗戦

価格: ¥1,728
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
Amazon.co.jpで確認
日本の技術と技術者の近代史 ★★★★★
日本の技術と技術者の近代史を読んでいるようだ。

電探というレーダー開発の話題が身にしみる。
コンピュータが戦争の道具として発展してきた一面を垣間見る。

本田では、技術者が社長とぶつかるのを裂けるため、海外で勉強することになるのも凄い。
いろいろな物語が、技術の裏にはあることが分かった。

具体的なところがとてもよい。
同じ技術者として目標となる生き方をした人々 ★★★★★
60年以上前に限られたリソースで軍事技術開発を進めていた技術者たち。しかし敗戦後はその新しい技術で現在の日本経済発展に貢献してくれた先達の成功譚です。

自分の仕事を愛し、没頭し、帰宅後も、そしてリタイア後も勉強し、発信を続ける。技術者として尊敬でき、自分もこういう生き方ができればと思える先達を紹介してくれています。

今では世界でトップクラスである自動車技術に対して、戦後直後の航空技術者たちの評価が興味深いです。
戦後復興を支えたのは戦中の軍事技術という妙 ★★★★★
戦争中、戦闘機を造ったり船を造ったりしてきた若き技術者たちが、どう敗戦を迎え、どう経済成長と関わってきたかを描くノンフィクション。
戦後の産業の発展は、戦中の軍事産業の技術が継承されたことによるところが大きい。技術者たちの経験や技術が、アメリカ的な合理主義と相俟って、経済成長に寄与していったという。結局、軍事と技術革新は切っても切れない関係にあるということか。
NTTの初代社長にもなった真藤恒や、中島飛行機の開発者から自動車産業(ホンダ)に転身した中村良夫など、本書に出てくる技術者たちの個性はなかなか強烈で、キャラが立っている。
前間氏の傑作 ★★★★☆
前間孝則氏の著書に共通することは徹底した取材を通して事実を積み重ねていくことである。観念論を拝した著述姿勢は好感がもてるが、この作品も期待を裏切らない。国鉄の島技師長の話を通じても本当の技術者のあり方がわかり大変参考になった。前間氏の今後の健筆をお祈りします。