並行して勉強しながら読む
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M1の時に輪講した本。ペーパーバック版が出ていたことに、隔世の感を抱いてしまった。
1巻はBosonic Stringのみを扱っているので、2巻でSUSYが導入されないと物理的には意味がないのだけれど、計算的にはあまり差がないので、こちらで基礎知識を得てから次に進むことになる。
では、これ1冊だけで全てを理解できるかというと、普通の人の場合はそういうわけにもいかないと思う。そもそも、Stringは2次元の場の理論がベースにあるので、場の理論はある程度知っていないとだめ。ほかには、コンパクト化でManifoldが登場するので、トポロジーの基礎知識も押さえておきたいところ。
しかし、全てを理解して読み始めるのでは、どれだけ時間があっても足りないので、並行して勉強しながら読むという技術が必要になってくると思う。
これがあのポラチンスキーさんの本です
★★★★★
エドワードウィッテンの次くらいによく出てくる
ポラチンスキーさんの本です。上下2巻で内容も
たっぷりあります。
An Introduction toと言っても、大学の物理学科
3,4年生から大学院修士1年生くらいの方への
Introductionです。
超弦理論の登竜門的入門書と言っていいと思いますし、
超弦理論の専門家でこの本を知らない人はいないでしょう。
ミチオ・カクさんのよりすっきりしていてとっつき安い
というのが個人的印象です。
竹内薫さんの次元の秘密で予備知識を得れば、
工学系の大学生にも半分くらいは理解できる
ものと思います。
もう少し簡潔、かつ専門的に全体像を掴みたい
方は、ページ数の少ないRichard J Szaboさんの
An Introduction toを先に読んでから、この
本を読まれることをお薦めします。
ひも理論
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英語が苦手なので辛いが、丁寧に書いてありとてもよい。なぜひも理論なのか、から始まり、light coon、conformal、path integralの3種類の量子化の方法などなど、第2巻や他の日本語の本も一緒に買うと良いと思います。