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Arrested Development: Season 2 [DVD] [Import]

価格: ¥2,986
カテゴリ: DVD
ブランド: 20th Century Fox
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   『Arrested Development』第2シーズンでは、番組打ち切りがささやかれたりもした。しかし、さすがはエミー賞コメディ部門受賞作。運命に逆らって、不完全だが爆笑ものの18エピソード(本来は22エピソードあったのだが、削減された)を残した。そして、第3シーズンの幕開けまで生き長らえたのである。スタッフと俳優は、たぶん番組終了が迫っていると感じていたのだろう。彼らは自分たちのすべてを惜しみなく注ぎ込んだ。騒々しい、大笑いのエピソードの数々は、ストーリー性こそきわめて薄いものの、強烈なエネルギーを持っていて、見る者を引き込まずにはいない。第1シーズンのケレン味あふれるプロットの一部は、今シーズンでも継続される。孝行息子のマイケル(ジェイソン・ベイトマン)は、何とか会社の操業を続けようと頑張るが、いつも兄のゴブ(ウィル・アーネット)に邪魔される。リンゼイ(ポーシャ・デ・ロッシ)とトバイアス(デビッド・クロス)の不安定な結婚生活は、とうとう試験別居へ。年頃のジョージ・マイケル(マイケル・セラ)は、従妹メイビー(アリア・ショウカット)の気を引こうと必死だ。さて、ここから先は、斬新な、奇怪かつ賑やかな展開が待っている。バスター(トム・ヘイル)は軍隊に入り、腕をアザラシに噛み付かれる(そう、本物のアザラシに、だ)。ヒッピー風のオスカー(ジェフリー・タンバー2役)は、兄のジョージ・シニア(タンバー2役)が監獄の中なのをいいことに、義理の姉であるルシール(ジェシカ・ウォルター)との情事を再開する。実は、バスターはこの2人の子どもだったのだ…。
   すごい勢いでジョークが飛び交い、次々とゲストが顔を出す。今回は、ベン・スティラー、ジュリア・ルイス・ドレイファス、クリスティーン・テイラー、トーマス・ジェーン、エド・ベグリー・ジュニア、アイオン・スカイ、ザック・ブラフらが登場。テンポが速すぎて、誰が何をどういう理由でやっているのかを把握するのが大変だ。だが、それはまったく苦にならない。いずれのエピソードも独立したコメディとして完ぺきな仕上がりを見せているからだ。さらに、切れ味鋭い脚本と素晴らしい演技がシリーズとしての一貫性を与えている。レギュラー出演者に加え、“ルシール2号”の役で再登場するライザ・ミネリ、一家の風変わりな友人を演じるマーティン・ショートの2人は特筆に価する演技だ。この2人がそろって登場する「Ready, Aim, Marry Me」は、ハチャメチャなドタバタ喜劇となっている。この番組お得意のオフビートなユーモアを確認できる「Afternoon Delight」では、ブルース家の面々が、70年代に流行した同名のバラードの真の意味を見出す。「Meet the Veals」では、ブルース家がジョージ・マイケルのガールフレンドの保守的な両親とご対面。「Motherboy XXX」は、母と息子で踊る奇抜な伝統的ダンスをめぐるエピソード。今シーズン中のキャストの一体感は申し分なく、ギブ・アンド・テイクの意識が俳優たちの間に絶妙なバランスをもたらしている。全員が第1シーズンをはるかにしのぐ名演だ。とはいえ、番組の大黒柱として際立っているのはベイトマンだろう。彼は、ドライな皮肉と見事な間(ま)に支えられた笑いを両立させられる俳優だ。視聴率ダウンにもかかわらず、『Arrested Development』は第2シーズン中溺れなかったばかりか、優雅で陽気な泳ぎっぷりを見せてくれた。(Mark Englehart, Amazon.com)