no title
★★★☆☆
ソフトウェア開発のプロセスについてよく書いてありました。
全部を読まなくても、必要なところだけピックアップして
読んでも分かりやすかったです。
現在の状況を予見した良書!!
★★★★★
私がこの本を購入したのは「2001/02/24」の事でした。
もう9年近くも前の事です。
先日、書籍の整理をしていて久しぶりにこの本を取って読んでみると、とても10年前に書かれた本とは思えない内容に驚いています。
現在のJava言語を多用した開発環境を予見して「オブジェクト指向」についても分かり易く書かれていました。
購入した当時は「開発環境なんてどうなるか分からないのに!」と軽く流していましたが、現在の状況を見ると「先を見越した内容だった」と思うばかりです。
更に言えば、10年前と現在は然程開発手法は進歩していない事も分かりました。
「オブジェクト指向」は何かと「新しい手法」と言われていますが、決して新しいものでもなく、1960年代から提唱されていた考え方だったんですね。
Java言語についても10年前からOSレスなどと騒がれていたようです。
私は開発については詳しくない人間ですが、この本を読んでソフトウェアの開発の目的とその手法の概要がなんとなく理解できた様な気がしています。
毒の面はいろいろあるかも
★★★★★
P318は、SLCP-JCF98は「1995年にISOで定められたソフトウェアライフサイクルプロセス規格であるISO/IEC12207が1996年にJIS化されたので、国際標準に適合させ国際取引にも対応できるように、1998年に改訂された。」とあるが、国際規格の修整を記述していない不完全な文献です。
P315には、「ISO 9000-3は廃棄される運びとなる予定です。」と書かれているが、ISO/IEC 90003として改訂している。
国際規格の専門家のReviewを受けてから出せばよかったかもしれない。
「ユーザ企業」、「ベンダ企業」という用語があって驚いた。
どの企業も、ユーザとはその企業の顧客のことであって、自分がユーザであるわけがない。
どんなシステムもお客様のためのものであって、自分たちだけのためのものではない。
そこが、情報サービスを提供しているはずの企業の自覚のなさであろうか。
毒があるとすれば、そこなのかもしれない。
あるいは、カタカナ語が多く、日本語に直すと、どういう表現かを提示していないところも毒かもしれない。
一度、毒を味わうと、毒だと思わないところが、この毒の最大の特徴かもしれない。
最初の1冊としてはかなりいい!
★★★★★
ソフトウェア開発の一連のプロセスと、最近注目の技術の大枠をつかむことができる。SE1年目で何もわかってないときに読み、ものすごく何かをつかんだような気がしたが、実際のプロジェクトに活かすには、書中に紹介されている参考文献レベルのものを読まなければできない。「あぁ、自分は今プロジェクトのこのフェーズにいるんだな。」と感じることはできる。大枠をつかみたい、最初のとっかかりを得たい人にはおすすめ。
新人教育に使いたいと思います
★★★★☆
ソフトウエア会社の社員です。
新人の教育に使いたいと思い、購入しました。
自分たちの関わる仕事の全貌?的なものがわかるような本
がないかなあと思って探しました。しかも一冊でその概要
を閲覧できるようなもので比較的初心者でも読みきれるもの
をと思って購入しました。
そういう目的では、なかなかよいと思いました。