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冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ)

価格: ¥10,298
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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誰もが通る過程… ★★★★☆
閉じ込められたのが仲良しのメンバーばかりだったため、しばらくこのままでいいかな、と思い始めた矢先、一人が消えます。
シャワーを浴びに行った彼は帰ってきません。
探しに行くと、シャワー室の床は血の海。
そして消えた生徒の制服を着たマネキンが、血まみれで倒れていました。

誰かが消えるとチャイムが鳴り響き、時計が動きます。
そしてまた5時53分になると、友人が消えていきます。
後には無惨な姿になったマネキンが残る。

次は誰なの?
自分なの?

精神的に追い詰められている中で、それぞれが自分の心の闇を見つめます。

文句なしに性格がいいと周囲が思っていた生徒は、ただ傷つけるのが怖くて流されている自分を嫌っている。

成績優秀で裕福な家で育った生徒は、優等生の立場にしがみつく自分を嫌悪している。

他人から見たら驚くような悩みを、みんな抱えて生きている。

何が言いたいのかわかってきたので、上巻で感じた得体の知れない恐怖は随分治まります。

が、まだ怖い…
★★★★☆
 メフィスト賞の中でもかなり面白い部類に入るんじゃナイんですかね。 
 よく頑張ってると思う。キャラも主人公以外は魅力的になっているし、八人のそれぞれの過去を徹底的に語るなんて普通しませんよ。やるなら人数を減らすべきであったが、あえてやってることがこの作品のポイントなんだけどね。
 オチが問題か。
さあ、後一冊。 ★★★★☆
そう思わせてくれる期待感が強い作風になっています。上巻に比べると物語としての動きは少なくなり、その分、心理的な面や回想によって書かれていますが十分に読ませる実力を持っています。期待できる新人として、残すは下巻のみ。誰もが期待してしまうでしょう。
尋常ではない! ★★★★★
校舎に閉じ込められた、八人の生徒たち。誰が彼らを閉じ込めたのか?

もちろん、ミステリーとしてその犯人が誰なのかを追う楽しさもあるのですが、この第二巻(中)では登場人物たちが自殺したはずの犯人を思い出す過程で、現代の中高生が抱える共通の問題-大人にとっては些細な問題かも知れないが、彼らに取っては深刻な問題-が深く掘り下げられてゆきます。

学園もののミステリーと思って気軽に読んでいたのですが、テーマの深さと、八人の高校生が真剣に生きる姿に引きずり込まれている自分に気が付きました。尋常なミステリーではありません。いや、もちろん彼らが閉じ込められた冷たい校舎は尋常ではないのですが、そう言う意味ではなくて。

回想が多い中巻です。 ★★★★☆
 上巻に比べて回想シーンが激増します。だからと言ってつまらないわけではなく、話がより深くなってくるし、残された生徒も更に消えていきます。
 早く下巻が読みたい、と思いました。