経済学部へ入った人への案内書
★★★★☆
最近の経済学部では、経済学の理論を徹底的に学ぶというよりはリベラルアーツ化が進んでいるようである。そうしたなか、自分はこの学部で何をやりたいのか、卒業後はどのような職に就きたくて今何をしなければならないのか、がわからない学生にとっては流されるばかりの学部生活になってしまう。この本はそのような人向けで、経済学部での自分の立ち位置を自覚する助けになると思う。経済学部には入ったけど、どんな事をしたいのかが決まっていない人や経済学部入学を考えている高校生にもおすすめである。