頻度順というのはあやしい
★★☆☆☆
入手してからまず単語を500ほど削りました。つまり、関口一郎先生のマイスタードイツ語コース2表現{大修館}の付録にあった1000語と重複する単語を軸として勉強したのです。したがって例文も500ほどに減少しました。頭からかじるようなドリルではありません。その点が文法編のトレーニングペーパーとの違いです。あくまでも、趣味として、cd付の単語を鍋でつつくような使い方でいいと思います。
あまり勧めたくはないが、代替本もないのでしょうがないか
★★★☆☆
ドイツ単語をマスターするには他に類書もないので、この本でトレーニングするのは悪くはないでしょう。しかし、新正書法に対応していないことを含めて全般的に例文等も古めかしいのは残念です。あくまで単語を覚えるためのトレーニングとして本書を活用することを念頭に利用するといいのではないかと思います。また、筆者は1日1時間で20日間で1000語と1時間で50語を覚えることを指示していますが、私は1時間で10語分くらいしか進められません。これは私の記憶力が悪いので他の読者の参考にはならないかもしれませんが、それでも1時間で50語は無理なんじゃないかな、と思います。ということで、20日で終わらせようとしたらこの本に3時間から4時間(私の場合は5時間)くらい割かないと難しいと思います。あまり勧めたくはないのですが、代替本がないのでこれを買うのもしょうがないかなと思います。私はとりあえず、これを利用して本書に書いてある1000語をマスターすることはできました。その成果についてはよかったとは思います。CDがついていることを考えるとコスト・パフォーマンスはいいかもしれません。
初級‐中級者のディクテーションに最適
★★★★☆
1000の例文はページを繰っていくだけでは退屈しますが、実は場面もまた文法的に見ても広範囲に選んであり、理解が進むほどに楽しくなります。辞書の引きがいがある練習帳です。でも時間をかける類の本ではく、初級-中級の学習者が付属のCDでディクテーションやシャドウイングをしてドイツ語の耳と頭を鍛えながらリズムに乗って学ぶのに、ちょうど良い本と思います。
基本単語をおさえるつもりで!!
★★★☆☆
以前のトレーニングペーパーと内容は同じです。頻度順とはいえ、二十年以上も前の雑誌などに出ていた単語が利用頻度の多い順になっているだけです。カセットテープが別売になっていたものが、CDが3枚付属しています。構文は短く、ドイツ語によくある複雑な構文は、例文の中にはありません。それだけに、基本的なドイツ語を身につけるための本と割り切ったほうがよろしいでしょう。
しかし、ドイツ人からは、「この本にある例文は、詩人のように古い表現方法だ。今のドイツ人はそのような表現をしない」などと指摘されます。