けれど、描写はうまいと思うけど、切り込み方もうまいと思うけど、全編これは朝鮮式結婚のカタログのような感じである。そして、一昔前の日本式ホームドラマが繰り広げられ、ハッピーエンドに終わる。所々、つじつまのあわないところがある。
確かに、冥婚とか木婚とか耳慣れない言葉に心は動くが、長編小説には物語性が必要なのではないかと思える。
作者の「名文を書かない文章講座」を読み終えたばかりで、すごく期待を持ってこの作品を読んだ。・・・その結果、評価は☆三つである。