甲野善紀さんの著作の中でも、かなーり手軽に読める本でしょう。
手提げ荷物の持ち方、なんてのは誰でも実戦できますし。
ただし、中には何度もやらないとわかりにくい体の動かし方もあります。
ASIMOのベースとなったロボットの開発者との対談は、なかなか貴重かも。

手軽に読めるので良いと思います。

なかなか面白い本でした。
著者の言うところの武術が、
我々が常識だと考えている体の使い方と全く異なった仕組みで
常識以上の効果を出すという目から鱗のお話でした。
ただし、著者も言っているように読んですぐ実践するのは無理です。
映像でも全て伝わらないとまで書いている。
そういう意味でこのタイトルには疑問をもちます。
ちょっとしたヒントを得られるかも、くらいに考えておいた方がいいです。

「写真と図解 実践! 今すぐできる 古武術で蘇るカラダ」読みました。
古武術って何だろう・・・という疑問が購入のきっかけ。

　本の構成は、写真と文で動きの合理性を説明する。また、現代人の動きを武術の動きを比較して古武術の合理性を主張する。
また、巻末ではスポーツでの実践例（タックルのかわし方など・・）、介護への実践例（寝たきりの人を抱えておこすなど・・）、また日常生活での実践例（階段の上り方、荷物の持ち方など・・）が紹介されている。

階段の上り方は実践してみました。階段を蹴る方向を変えるだけで以前より疲れずに登りきることができた。

だが、このような本は写真と解説だけでは正直内容が伝わってこない。
ＤＶＤをつきの「古の武術を知れば動きが変わるカラダが変わる―NHK人間講座『古の武術に学ぶ』の甲野善紀・34の技をDVD120分収録! MC mook」をかうか、またはこの本とあわせて買うことを薦める。
（「古の武術を知れば・・」はＤＶＤ付きだが、動きの解説が本に書かれていない。この本には比較的詳しく書かれている。）

・∀・）古武術に興味を持ったが動きがなかなかわかりません＾－＾；；

甲野氏は、いろんな場所で度々武術の稽古会を開いているのだが
私は、この本を読んだことで、その会に参加するきっかけを得た。
というのも、文字だけでは実際の武術の動きは分かり難いからである。
ただ、文字でも伝わってくるものは確かにあるが、武術の技は
実際に体験しないとわかり難いので、それを理解する上での架け橋
となるのが本書の役割だと私は思っている。
なので、多くの武術やスポーツなどに興味のある方々に
この本をおすすめしたい。