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The Innovator's Dilemma: The Revolutionary Book that Will Change the Way You Do Business (Collins Business Essentials)

価格: ¥2,203
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Harper Paperbacks
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経営者には必読の一冊。 ★★★★★
イノベーションの本質が理解できる。
ディスクドライブ、掘削機、鉄鋼、自動車、オートバイの事例を挙げて、破壊的イノベーションについて書かれている。
それそれの事例は、詳細に分析/研究されており、巨大企業とベンチャー企業の立場から、成熟していない市場や新技術への対策を示唆している。
事例の分析/研究に関しては、すばらしく、これだけの成果をだすには、大変な労力が必要と思われる。

経営会議に出席するような重役には必ず読んで欲しい一冊である。


非常に分かりやすく書かれており、経済や市場の専門知識がなくても読み易いものになっている。
経営者にとっては、大変、面白く また 力になることであろう。
本書の理論から考えて、現在のシステムが続くなら、日本経済が勢いを取り戻すことは二度とないかも知れない。 ★★★★★
本書は、業界のリーダーに君臨していた優良企業がつまずく理由が、よく言われる官僚主義や慢心、貧困な事業計画、近視眼的な投資などによるのではなく、「競争の感覚を研ぎすまし、顧客の意見に注意深く耳を傾け、新技術に積極的に投資」した結果であることを明らかにします。

研究のきっかけは、著者の友人の以下の言葉だそうです。

「遺伝の研究者は人間を研究対象にしない。新しい世代が現れるのは三〇年に一度かそこら、変化の因果関係を理解するには長い時間がかかる。だから、一日のうちに受精し、生まれ、成長し、死に至るショウジョウバエを使うのだ。産業界でなにかが起きる理由を理解したいのなら、ディスク・ドライブ業界を研究するといい。ディスク・ドライブ・メーカーは、産業界で最もショウジョウバエに近い存在だ。」

このアプローチが秀逸です。
ディスク・ドライブ業界の研究から、新しい技術には、持続的技術と破壊的技術があることが示されます。破壊的技術は、技術的には画期的というよりも、むしろ短期的には製品の性能を引き下げる効果をもつイノベーションです。そのゆえに、業界のリーダーにとっては投資の価値がある技術ではなく、新しい企業が小規模な市場向けに製品化しますが、それが徐々に上位の市場の求める性能を獲得して、最後には業界の勢力地図を大きく塗り替えることになるのです。8インチのディスクドライブから5.25インチ・ドライブへの転換がこの破壊的イノベーションの一例です。

著者は、ディスク・ドライブ業界で見出された「破壊的イノベーション」の仮説を、次のステップとして、全く異なる掘削機業界やオートバイ、マイクロプロセッサー、ソフトウェア、果ては医薬品業界の事例研究でも実証されることを明らかにします。医薬品のように新製品の開発に10年以上かかるような業界までも同じ原理が働いているという発見は驚きでした。

破壊的イノベーションが現れるのは、持続的イノベーションの結果、性能が顧客の求める水準を越えてしまった時です。プレイステーション3がなぜ失敗し、任天堂DSやWiiが成功した理由も見事に説明できます。

自動車業界の破壊的イノベーションは何か?ハイブリッドではなく電気自動車であるというのが著者の回答です。ハイブリッド車は今のガソリン車と同じ市場に現れた持続的イノベーションであるのに対して、「電気ミニバン」や「電気SUV」がいかに滑稽であるのか、大手自動車メーカー幹部の発言は悲しみすら誘います。

本書は、遺伝学のアプローチを産業界に応用して、全く新しい仮説を構築するとともに、複数の業界でこの仮説が成り立つことを検証し、さらに電気自動車の事例研究で検証可能な予言を行なっています。これはまさに「科学」です。ここで展開された理論は、経済分野でありながら、後付でなく未来を予測する力を有する驚くべきものだと思います。

ユーザーの求める性能を越えてしまったパソコンのCPU(=Intel)とソフトウェア(=Microsoft)が、今後どのような運命をたどるのか考えるのも部外者としては面白いでしょう。本書に寄せられたアンディ・グローブの言葉がそれを象徴しています。

「本書は、最も成功した企業が必ず直面する困難な問題に焦点を当てている。明晰で、示唆に富み、それでいて恐ろしい」

米国では、行き詰った大企業を社員が辞め、ベンチャー・キャピタルから資金を調達して起業し、市場の最下層から上位市場へ移行する歴史が繰り返されることで、経済の力強さが保たれているのに対して、日本ではこれが起こりえないことから冒頭の予言が出てきています。アンディ・グローブ以上に日本人にとって、恐ろしい本です。
製造業に携わる人々必須の1冊 ★★★★★
優良企業であるほど、優良企業であるがゆえに失敗を犯す・・・。
それは経営者が怠けていたわけでもなく、過信していたわけでもなく、それどころか顧客の意見を真摯に受け止め、製品の改良に積極的に投資してきたハズ。。。
それなのになぜ失敗するのか??
そしてこの優良企業(たいてい大企業)を駆逐する破壊的イノベーター(たいてい零細企業)とは???
こんな一見すると摩訶不思議なおはなしが、実は当然のことであることが実に明快に理解できます。

エンジニアリング的な話やマーケティングの話の実例が山ほど登場するので、勉強というよりも、読み物としても非常に楽しめます。
単純に、「次はどんな展開だろう??」みたいな期待が絶えませんでした。

ただ、一番興味があった巻末の電気自動車の話はなんだか取ってつけたような話でイマイチでした。
まぁ、実践するとしたらこんな考えで・・・みたいな参考にはなりますが。

ドラッカーの「ネクストソサエティ」を呼んでいるとより理解が深まります。
10年以上前の本が、電気自動車の今を予測する ★★★★★
既存市場に新製品を投入しようと計画している企業経営者の、バイブルとすべき本である。 既存市場の既存製品での成功体験に基づく価値連鎖を突き崩すのに、どのような考え方、取り組み方があるのか明快な枠組みを示してくれる。

更に、10年以上の前にこの趣旨で推察された電気自動車を成功させるための考察が最後にある。 毎日の電気自動車に関する報道を、わくわくしながら読むことになるだろう。
原著をお勧めします ★★★☆☆
この本で重要なのは、なぜ大企業が disruptive innovation に負けるのかを研究したことです。著者はその理由を value network という新しい考え方で説明しています。

他の方々のレビューを「ネットワーク」で検索したのですが、その点に触れているのは一つしかありませんでした。ネットを検索しても、この本の説明は大抵「持続的」と「破壊的」の話だけです。この本が読みにくいからではないかと思います。

ところどころ、修飾関係がはっきりしません。また、「持続的」と「破壊的」も誤解を招くことばで、「継続的」と「分断的」にしておけば読みやすかったと思います。日本で生また日本人なのに原文のほうが分りやすいというのも皮肉な話です。

この本が読みにくいと感じた方には原著をお勧めします。今は買いやすいペーパーバック The Innovator's Dilemma が出ています。著者の文体は美しくはないかもしれませんが、文学ではないので込み入った言い回しや滅多に見ないような単語は登場しません。