NLTKというPythonライブラリを中心にして自然言語処理を解説した本です。

内容的は以下のページで公開されています。
http://www.nltk.org/book

Python独特のリスト内包や、NLTKの使い方を説明しながら、NLPの基本的な概念を説明していっています。
NLTKはコーパスが付属しているので実際に手を動かしながら試せて良いですね。

内容としては上のウェブページを読めばわかりますが、形態素解析、構文解析、文書分類、情報抽出などの基本を押さえています。

まだ、200ページくらいしか読めてませんが、
このままだと和訳版がでてしまいそうなので今までの印象をレビューします。
(読み進めて、レビューに問題があれば修正する予定です。)

この本は、
「自然言語処理を学びたい人というより、
　Pythonで自然言語処理を行うにはどうすればいいのか？」
を教えてくれる本です。
予想以上にPythonのことを説明しており、
自然言語処理を行う上でのハイレベルな話題を読みたい
と思ってこれを買うとガッカリするかもしれません。
あくまで、自然言語処理かPythonの初学者向けです。
(あと、Pythonを初歩から教えてくれますが、
PythonはPythonで別に学んだ方が良さそうです。)

この本を読めば、Pythonで自然言語処理をする際に、
非常にスムーズにしたいことができるようになると思います。
自然言語処理分野ではPythonがわりかし強いみたいなので、

「自然言語処理を勉強し始めだから、
　プログラミングをどうすればいいか分からない。」

と言う人にぴったりの本だと思います。
(英語は、わりかし読み易い方だと思います。
[英語が不得意な自分でも何とか読めます])