納得性に欠けます
★★★☆☆
マトリックス会計表のメリットは分かるが、これを経営者が理解できるようになるメリットは?
今ひとつ腑に落ちない本。
中小企業経営者にはゼッタイおすすめ!
★★★★★
マトリックス会計は、経営者、特に中小企業経営者が自社の経営方針、経営計画(数値目標)を作成し、月次などの期中においてチェックする際に、たいへん有効な会計方法です。
1枚の表の中に、BSとPLを一度に見ることができるマトリックス会計表には、はじめ少しの慣れが入りますが、財務会計におけるBS,PLと違い、自社の経営戦略決定に使える会計方法です。(税務署に提出する財務会計表が、より多くの税を収めさせるためのものだと言うことが良くわかります。)
また、そのわかりやすさから、社員教育にも用いることができ、P・ドラッガーが著書で語る「目標による管理」を行いやすくなります。
中小企業経営者にとっては、最近はやりの「利益の方程式」より実用的です。
マトリックス表は慣れが必要!
★★★☆☆
直接原価計算の説明を中心に、儲けるための計数感覚を養う本です。
但し、マトリックス表は慣れが必要です。
貸借対照表と損益計算書と資金繰予想が一枚のシートでわかるという画期的なものだというのは、よくわかるのですが、やはり見にくく抵抗感を覚える人も少なからずいると思います。
専門家がマトリックス表を活用してみるのは、一考だと思いますが、経営者にマトリックス表を見せるのは、ありがた迷惑でしょう。
経営者にしてみれば、マトリックス表を見せられるよりは、素直に予想貸借対照表、予想損益計算書、資金繰予想を提示してくれた方が助かるはず。
そういう意味では、夢の会計だという主張には、納得がいきませんでした。
この本よりは、人事屋が書いた経理の本の方が、わかりやすいでしょう。
目からウロコ
★★★★★
社長ではありませんが、目からウロコが落ちました。何度か読み直して、自分の血や肉としたいです。とは言え、一読だけでも十分分かりやすかったのですが……。
マトリックス会計については、非常に興味が湧きました。
素晴らしい!
★★★★★
素晴らしいです。会計を勉強する人は、ぜひ一度手に取り、読む価値十分にありです。
この本は、直接原価計算の有効性をただ単に述べた本ではないです。西/宇野先生が説く
この手法(切り口)をもって、いかに会計を戦略的に利用するのか、そのヒントは掴めると思います。「関連書籍:事屋が書いた経理の本」も素晴らしいです。
ぜひ、西先生のMGに参加し、それを会得し本質に迫りたいと思っています。素晴らしい!