Marvin Redpostの３作目（Leveld Readers）
語数　6,119　　　YL 2.4

小学３年生の少年、Marvin Redpostが主役のシリーズ３作目です。
ある日Marvinは、クラスメートの女子Caseyから、「肘（の裏の固い
方）にキスをすると、男子は女子に、女子は男子に変わってしまう」
という話を聞かされます。
Marvinは、興味本位で、肘にキスしようとしますが、肘の裏側には
なかなか届きませんでした。しかしある日、突発的なことから、肘
の裏に口が当たってしまいます。

鏡を見ると、そう言えば鼻が女子のようなかたちになってきたよう
に見えます。それに声も何だかおかしいです。母親からは、妹の声
と間違われ、妹からもいつもと違うと言われます。

何とかもう一度肘の裏にキスをしようとしますが、なかなか届き
ません…。そして、そのおかしな状態のまま学校にいくことになり
ました…。すると、いつもバカなことばかりやっている男子を冷静
に見たり、女子の気持ちが分かったりするようになります。
Marvinはその後、どうなってしまうのでしょうか？

小学校の頃、クラスにあった「男子と女子の関係」を思い出しながら
読めました。英文量はそれほどないですが、児童書なので、生活に
密着した、でも難しい単語も結構出てきます。勉強にもなる本です。

自分の肘にキスをすると男の子は女の子に、女の子は男の子に
変身できるって…。それを聞いたMarvinは一生懸命、肘にキスを
しますが…
女の子はいいなスカートもはけるし、ズボンもはける。
うらやましいことばかりだ。Marvinも女の子の気分を味わってみたい。
その後の空想が笑えます。
子どもの頃ってどうしても異性になってみたいと一度は思ってしまうものです。

「女の子になるなんてあるわけないじゃん」
と思いつつ自分の肘にキスしようと頑張るMarvinがおかしくって
笑ってしまいました。
あとから冷静に自分の言動について考えてるのも、またおかしい。