日立の教育そのものの中味に焦点をあてながら、全くの外部の人が読んでも
大変面白い内容となっているのは、まさしく生きた経験により内容が裏打ち
されているからで、これはなかなか出来ないことです。大学の先生に何冊か
お渡しすることにしました。
これがトヨタの教育責任者の書いたものなら多分大ベストセラーになる
ところですが、日立なのでこんなにも良い本を書いたにもかかわらず、
そこそこで止まってしまうのではないかと失礼ながら思った次第です。
文中幾つか私の想いと重なる言葉がでてきますが、日本企業についての
ポーター先生の話は、ドラッカー教授が言っている「物事を適切にやるより、
適切なことをやるほうが重要である」ということと同じだと思いました。