ジョーのクラッシュ魂を聞け!
★★★★☆
ポール以外のメンバーが抜けてメンバー間の音楽的な緊張が弛んだ瞬間、クラッシュはすでに終わっていたのかもしれません。しかしそれでも周囲から相当な非難を浴びながらも過去に捕われることなくクラッシュを続けようと再びメンバーを集め、看板を下ろすことなく前を向いていたジョーの心意義をアルバムから感じます。
解散後ジョー本人はCUT THE CRAPに触れなかったり、CLASHのベスト盤でもしばらく収録曲が扱われなかったりと不当な扱いですが、音の骨格はしっかりクラッシュだと思います。個人的に打ち込みサウンドは今聴いてもかっこいいと思います。ある意味サンディニスタ以上にリスナーの懐の広さが問われる作品だと思います。過去のクラッシュに捕われていると、好き嫌いがわかれるのではないでしょうか。
語弊があるかもしれませんが、あえて言います。CUT THE CRAPからジョーの最後のクラッシュ魂を聞け!
あえて言うなら・・・・、やはり出してはいけなかった作品だと思います!
★★★☆☆
CLASHのアルバムの中で唯一、レコードで聴かなかった作品。購入したのは、Joe Strummerがソロ・アルバムを発表したずっと後です。CD化されてから、やっと手にしました。やはり、当時の酷評が気になって躊躇していたことが原因だと思います。
最近はCLASHの再評価が非常に高く、Cut The Crapですら最高のコメントを付けているレヴューもよく見受けられます。私も、Joe Strummerの作品だから‥‥という理由だけで、最高な作品だ!と自分に言い聞かせて、聴いていた時期がありました。今、冷静に聴いてみて、あまり良い作品だとは思いません。
マネージャーのBernard Rhodesに唆されて、JoeとPaulが作り上げた作品はチープなミックスで、当時流行りのサウンドそのものって言った感じです。パンクに存在すべき、スリルと刺激などは全くなく、聴き終えたあと虚しさすら覚えます。
CLASHというビッグ・ネームに縛られて喘いでいるJoeの歌声には、同情すら感じます。逆にCLASHという呪縛から解き放たれて、伸び伸びと歌っているEarthquake Weatherの方が素晴らしく聴こえるのは、私だけでしょうか?
あえて厳しい評価を付けましたが、アレンジ次第で良くなったのに‥‥と思わせる曲がかなりあります。それが、一層残念でなりません。
是非、最後に聴いてください
★★★☆☆
このアルバムを聴くのは、最後にしましょう。
傑作とは言い難い作品であることは否めません。
この作品がTHE CLASHである必要性もないのかもしれません。
ジョー本人が「無かったことにしてくれ」というのも分かります。
ただ、楽曲自体が実はそんなに酷いものじゃないことは、
過去のTHE CLASHの作品を通して聴いてきた人ならすぐに分かるはずです。
だからこそ、最後に聴いてほしい。
何の意味もないことかもしれませんが、
違ったものになっていたかもしれないTHE CLASHのもう一つの未来を想像することもできます。
出来の良し悪しを超えて、愛着の湧いてくる一枚です。
そんなにひどくないよ!
★★★☆☆
いろいろ悪い評価がついているこのアルバムだけれど
聞いてみたらそんなに悪くありません。
ジョーさんの熱い歌声も健在ですし。
でもやっぱりクラッシュとしての「元気」さがないな~
ということで星三つ
TheClashのラストアルバム
★★★☆☆
アルバムが出た当時はこれまでの路線とはかなり違ってて敬遠してましたが、今回紙ジャケをまとめ買いした中ではお気に入りのアルバムになりました。聞いてると、あぁジョーは本気でTheCLashを続ける気だったんだなってわかります。ミックがいないから楽曲は甘いし、ひねりもあまりないけどヴォーカルは熱いし、曲調はポップでジョーが失敗作だというほど悪くないと思いますね。残念なのは出来ればミックが結成したB.A.D.のサウンドとこのジョーのサウンドが一緒に聞ければ良かったな〜