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Where I'm Calling From: Selected Stories (Vintage Contemporaries)

価格: ¥1,385
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Vintage
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   1988年に亡くなったレイモンド・カーヴァー最後の作品集。初期の代表作の数々やこれまで未収録だった7作品を含む、全37作品を収録。「カーヴァー・ワールド」を完全に網羅した、ファン必見の1冊。

   カーヴァーは、「アメリカのどこか」にある特異な世界を舞台に、そこに暮らす独特な個性の人々が、なんとか人生に折り合いをつけようとする様子を描きだす。だが、その世界では「幸せ」は美しい包装紙にくるまれた「お届けもの」ではない。ある日突然、ひょっこりと配達される、かなり変わった「小包」なのだ。もっともそれが本当に届けば、の話だが。

I am very interested in him and his books ★★★★★
私が彼を知ったのは、学校の授業で使用していた教科書に彼の作品が載っていたのがきっかけでした。Are you a doctor?という作品で、短編で非常に読み易く、リズムがとても気に入りました。小説のなかのことばは多くは語らないんだけれども、なぜか分かりやすく伝わってくる。それからというもの、彼の事を調べあげ、大学の図書館で彼の作品を見つけ、今も読んでいます。

彼の小説は、読み易いので、好きです。良い英語の勉強になると信じています。これからも、彼の作品を読み続けていきたいです。

カーヴァー「慈愛」短編集 ★★★★★
一人称女性の語りによって切実に物語が進行していく"So much water so much close to home"、語り手の男の居心地の悪さと開き直りを独特のトーンで描く"Cathedral"、「小品こそ絶品」と思わせる情けない男アールとその妻のやり取りがたまらなくチャーミングな"They're not your husband"など、すでにお馴染みの村上訳を思い浮かべながらとても楽しく読むことができた。"What we talk about when we talk about love"の登場する2組の夫婦の食卓で交わされる印象的な会話はさながらジョン・カサヴェテスの映画のワンシーンみたいに感動的だ。これほどまでに慈愛に富んだ作品群も珍しい。"A small, good thing"がとくにお薦めである。
単純なのになぜか深い,あっさりしているのになぜか暖かい ★★★★★
村上春樹訳を通してレイモンド・カーヴァーのことを知りました.それ以降訳本だけでカーヴァーを読んできましたが,ふとしたきっかけでこの原書を読みました.村上訳でも十分に楽しめるのですが,原書を読むと楽しめるだけでなく,私は心底驚きました.簡単な文章の連続であっさりしているように思えるのに,どうしてこれほどに深くて暖かい物語が作れるのだろうかと.難しい形容詞や構文は一切ありませんから,(仮に翻訳する立場になったら)訳出するのに苦労するほどです.そんなとき村上訳を参照すると「なるほど」と頷いたり唸ったりすることしきり(そういう意味では翻訳の勉強にも向いているテキストなのかもしれない).こういう文章を読むと「あぁ,とてもよい短編を読んだ!」と思えます.Cathedr!al,Small, good thing, Where I'm calling fromなどは特に何度も何度も読み返して大事にしたい.
心に染み入る ★★★★★
レイモンドの言葉は少ない。しかしどんなに着飾った言葉よりも語りかけてくる。
ふつふつと沸いてくる思い、動揺、懐かしさ、苦しさ、あたたかさ、そして寂しさ。自分でさえも忘れていた部屋にこの本はあなたを運んでくれる。ものぐるおしい静けさに時間を忘れる・・・。
未発表作を含むコレクション ★★★★☆
村上春樹の訳で日本でも知られているカーヴァーの未発表作や詩作を含むコレクション。作品の量もさる事ながら、チョイスのセンスもいい。日本語で読んだカーヴァーを原書でもう一度、という人にはお勧めだろう。値段も本のヴォリュームに対して安い印象がある。