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Competitive Strategy: Techniques for Analyzing Industries and Competitors

価格: ¥3,388
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Free Press
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事業環境・産業分析への計り知れない功績 ★★★★★
Porterの5 forcesで知られるMichael Porter氏の原書です。事業環境を5つの切り口から包括的に分析する枠組みを考案し、産業構造と事業収益の関係を巧みに説明したのが本書です。個人的にはTobin’s Qで経済学的に示唆されていた市場価値と投資収益の関係を、産業分析、企業戦略という事象に落とし込んだ分析、という感じがします。いずれにせよ彼の考案したこの枠組みが、その後の経営戦略コンサルティングや産業分析にどれほど貢献をしたのか、計り知れない功績です。5 forcesだけが独り歩きし、その欠点が時折批判も受けるようですが、これらの考え方はあくまで分析の手段。有効に使って始めて価値の出るものです。Entry/Mobility/Exit barriersやBargaining powerの説明、論理展開はさすがに良く考えられており、示唆に富んでいます。私自身も日々彼の考察の恩恵を受けている一人です。終身雇用や経営者の内部登用からExit barrierが高い日本の企業が、低成長の国内市場で経験する苦境はどうすれは克服できるのか?全ての答えが書いてある本はありませんが、本書は古典として普遍的なヒントを与えてくれます。
ビジネススクールの基本テキスト、原書にも当たっておこう! ★★★★★
 従来、経営学は経済学に一部門のように捉えられていた。しかし、ポーターが書いた本書がビジネススクールのテキストとなり、彼の提唱した分かりやすい概念は経営学普及の基礎を作った。
 その頃、経済学はますます数学化したために人気を失った。また、日本でもMBA取得ブームが起こり、ポーターを学ぶ学徒が増えたので「本書」は古典中の古典となった。
 ところで、MBAの普及は「ポーターを読む人」を増加させた。そのため人それぞれの解釈が加わり、邦訳の本書を薦める人が増えれば増えるほど、本来のポーターが意図したことも相当曲げられて解釈されている。 ぜひとも「原書」を読まれて、その雰囲気を感じ取り、今の自分のポーターの解釈が正当かどうかを確かめておかれることをお薦めする。
良くも悪くも古典 ★★★☆☆
経営学の古典的な書物と言われているそうだ。"Industry Competition", "Potential Entrants", "Substitutes", "Suppliers", "Buyers"という"Five Forces"(5つの力)の枠組みで競争力を捉え,これらの力のあり方に応じた戦略例を提示している。この本の内容に斬新さを感じないのは,逆にこの本が古典でるあることの証拠だろう。つまり,経営学への影響が大きいため,この本を直接読んでいなくても,他の機会にその考え方に触れているということ。「顧客に提供する価値を如何に構築するか」という視点が薄いのが,やや気に掛かる。