異世界となるタワーの中では、さまざなな敵が容赦なく攻撃してくるため、シーンに応じたアイテムの使用がゲームのカギを握る。また、敵キャラの部位ごとにダメージを与える戦闘システムがゲームに奥行きを出しており、よりスリリングなアクションを楽しめるようになっている。
具体的には、従来型の攻撃ボタンを押して武器を繰り出すというタイプではなく、スティックで武器操作を行って、特定の部位を攻撃することができるため、「空中を舞う敵キャラの翼をねらう」や「武器を持った敵キャラの腕をねらう」といったように、攻撃に戦略性が出てくるのである。とかく単純になりがちなアクションゲームものだが、このタイトルでは戦闘こそがおもしろいのである。(羽根満男)