1997年から始まった新しいシリーズなので、古くから有名な少年探偵ものとはミステリーとしてのプロットがひと味違い、後半からのゴースト探しは新作ならではのストーリーが展開します。特にこの巻は大人でも『どうなるんだろう?』と楽しみながら読み進めます。ただし、この巻をThe Absent Autherよりも先に読んでしまうと、The Absent Autherが十分楽しめませんからお気をつけて。
古城の地下廊や洞窟、隠し扉を探せ!と、子供の頃こんな事してみたかったーという事が満載です。
ゴーストストーリーというよりは、前半はアドベンチャーといった感じになっていますが、
後半、ストーリーは予想を裏切る意外な展開をみせます。
子供の本とて、あなどるなかれと言ったところです。
最後の最後に「おっ!」という、お約束も待っていますので、お見逃しなく!
初心者に人気のENCYCLOPEDIA BROWNよりも、読みやすい印象です。そちらの向きの方もどうぞ。