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東アジア共同体―経済統合のゆくえと日本 (岩波新書)

価格: ¥840
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:谷口誠/著 出版社名:岩波書店 シリーズ名:岩波新書 新赤版 919 発行年月:2004年11月 関連キーワード:ヒガシアジア キヨウドウタイ ケイザイ トウゴウ ノ ユクエ ト ニホン イワナミ シンシヨ シンアカバン 919 ひがしあじあ きようどうたい けいざい とうごう の ゆくえ と にほん いわなみ しんしよ しんあかばん 919、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン 0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん 0365、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン 0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん 0365 日中韓にアセアン諸国を加えた東アジアは、米国、欧州連合とともに世界経済の三極をなしている。この地に経済圏、さらには共同体を構築する声がいま、なぜ高まっているのか。それはどうすれば実現でき、そのために日本は何をすべきなのか。長く国連やOECDの第一線で活躍し、開発の問題に取り組んできた著
東アジア共同体など幻かな? ★★★☆☆
著者が、あらゆるジャンルの資料を、提示しながら、東アジアの統合の可能性について書いているのだが、読めば読むほど、その可能性に疑問を感じてしまった。
あまりにも解決してゆかなければならない問題が多すぎて、著者のように楽観的にはなれない。
今、EUがギリシャ経済危機から、ヨーロッパ諸国が苦しんでいるから、なおさらその感を深くしてしまった。
解決策は、中国3000年の歴史 ★★★★★
東アジア共同体の課題は、中華思想と、中国うん千年の歴史認識ではないだろうか。
ここ10年、100年のことも重要であるが、何千年の歴史の中で、つちかったものを、共有しようとする姿勢がないと難しい。

朝鮮半島が、南北に分断され、漢字を拒否した状態で、東アジア共同体が、すんなり生まれるはずがない。
朝鮮半島が、なぜ、漢字文化を拒否するのか。
そこが鍵だと感じています。

本書は、やや短期的な視点に偏りすぎていrうかもしれません。
理想主義者の偏向プロパガンダ本 ★☆☆☆☆
東アジアの経済的統合は、日本にとって全く利益になりません。にもかかわらず著者が経済的インタレストを力説あるいは捏造するのは、東アジア共同体という国家主権委譲に関する個人的な理想を実現するためのプロパガンダです。 どのように不利益になるかを申しますと、「人・モノ・カネの移動自由化」→「超空洞化・国内製造業壊滅」「貧困層移民増大」→「日本人失業率増大・治安悪化」→「税収減・財政破綻」「外国人権力の伸長・日本消滅」 EUモデルによる平和の確保は喜ばしい事ですが、せめてアジア諸国の一人当たりGDPが日本に追いついてからにしましょう。そんな時代までは、日本は違った形で国益を追求すべきです。
12番ですよ ★★★★★
この本は日本が東アジアの地域統合の中核として歩むことが、日本とアジアの安定・発展につながるものと考えて、「東アジア共同体」の重要性について書かれています。さらに「東アジア共同体」を構築するために、たくさんの政治的問題を解決して、「共同体意識」を芽生えさせることが必要不可欠であると書かれています。

また、この本の内容のほとんどが 1、地域統合への障害は何か 2、「東アジア経済共同体」の経済的メリット 3、「東アジア経済共同体」の成立のために、という3つのテーマについて丁寧に、たくさんのページを使って説明しています。これらの事がたくさん書いてあるのは良いのですが、「東アジア共同体」が必要な理由や、デメリット、EUとの比較などがかなり少なかったように思います。特に、どうして「東アジア共同体」が必要なのか、FTA(自由貿易協定)締結や地域協力だけではダメなのか、という内容があまり書かれていなかったので、共同体まで創らなくてもFTAや地域協力などで十分なのでは、と思ってしまいました。ただ、逆に考えてみれば、「東アジア共同体」のメンバーであるASEAN+3(日中韓)の国々の協力が最も大切である、という内容の事がたくさん説明されているとも言えます。特に日本と中国の間での協力がとても大切で、解決しなければいけない多くの問題があると書いてあります。具体的に言うと、環境破壊のひどい中国に日本が環境にやさしい技術を提供したり、日中で競争して取り合っているエネルギー資源を共同開発するなどして、これらを協力しながら解決していかなければいけないということが、他の分野についても詳しく書いてあります。

「東アジア共同体」を創ったときのメリットばかりで、デメリットがほとんど書かれていなかったので、この共同体を創る事が良いのか悪いのかは置いといて、東アジア各国の協力の必要性や、どのように協力していけばいいのかをしっかりと知ることができる良い本だと思います。
眠かった ★★☆☆☆
東アジアはこれから経済成長の伸びしろが大きそうで(仮定1)、儲かりそうなので(仮定2)、
現実や歴史を無視して貪欲に彼らの経済成長を取り込む方法について記述した本。
スケールの大きい夢のある話であってもいいのに、
希望や理想が脳内に像を結ばず、典型的な官僚の作文だ、という感想を持った。
一般向けの新書でこれじゃあ正直辛い。

こういう歴史的な巨大コンセプトの成功には、
国を超えた広がりやスケールを明るくイメージさせることが必要だ。
例えば「彼と組めば安全だ」だったり「彼らの文明が魅力」とか「自分達の理想を世界に広める」でもいい。
しかしそんな利点はなく、儲かるかも?という仮定しかないから底が浅く薄っぺらだ。

他国に食い物にされた過去の怨念と夜郎自大が同居していて、
それがアイデンティティになってるような国々に、
日本が深く関わる必要はない。
東アジア共同体の胡散臭さは、基本コンセプトの不純さが原因。