Mr.Putter シリーズの二冊目として購入しましたが、4歳の息子は早くもお気に入り。挿絵のMr.putterのお顔がやさしそうでとっつきがよく、ほのぼのとした雰囲気のMr.putterと猫のTabbyのやり取りが楽しいようで、一回読んだら続けてもう一度！とリクエストされます。たまに分からない単語が出てきて、親も英語の勉強になります。お勧めのシリーズです。

　　冬には若き日の想い出に浸って過ごすプッターさんとタビー。そしてプッターさんのもう一つの楽しみはクリスマス。夏のうちからプレゼントを何にするか考えるのです。
　　毎年たくさんのフルーツケーキを食べるお隣のティーベリー夫人。プッターさんは、彼女にふわふわのケーキを焼いて上げようと思い立つのでした。
　　思い出は沢山になるし、時間はあるし、気長になれるし、『年をとるのも捨てたもんじゃない！』という作者のメッセージを感じます。大人、特に相当年配になってから英語の再学習を始め、手始めは易しい児童書から...と思っても、今更子どもの世界には共感できなくて...と困っていらっしゃる方、このシリーズをお薦めします！
　　ちなみにフルーツケーキというのは、「クリスマスに町中の人がお隣さんにフルーツケーキをプレゼントしました、フルーツケーキは何個あったのでしょう？---1個」、とか「お隣さんからフルーツケーキを貰いました。来年お隣に上げるプレゼントに悩まないですむわ」などというジョークがあるように、貰ったらどこかに回すもの、アメリカの「義理プレゼント」の象徴のようです。

お隣のMrs.Teaberryへのクリスマスプレゼントにケーキを焼く事にしたMr.Putter
でも、ケーキなんか焼いた事もない、道具もない
さっそく道具やお菓子作りの本を買い込みケーキ作りに挑戦するのですが・・・