不朽の名作『おやすみなさいおつきさま』の２年後に出された続編。１ページ目から、カバーと同じ本が二冊、それも「ぼくのほん」と「ママのほん」が出てきて、読むほうは「ぼくのほん」へ入っていく仕掛けになっています。おもしろい！　
「ぼく」が自分のものをいかにいとしく思い、パパやママとおなじものを持っているのをどんなにうれしく感じ、でもパパやママの持ち物が大きいことに憧れる、そういう気持ちが全編にあふれています。小さな子どもには、世界はこんな風に映っているのでしょう。
それに、お話が夜から始まり、「よいこのあさだ」「よいあさだ」となっているのも画期的。だけど、どうして「パパのこねこはかいしゃにいった」のかな？　こんな点にマーガレット・W・ブラウンの茶目っ気が表れています。
クレメント・ハードの絵もいたずら心と意外性がいっぱい。『ぼくにげちゃうよ』のおかあさんがにんじんでこうさぎを釣る絵が『おやすみなさいおつきさま』に続き、またまたこの本にも書かれています。不思議な美しさと奥深さを持った絵本です。

初めて読んだときは、なんだか不思議なマーガレットワイズブラウンの世界。繰り返し読んでいくと、詩のようなストーリーに惹かれていきます。英語で読んだ方が味わい深いです。特に感心したのは、ストーリーが夜から朝に向かっていくこと。これは聖書的な思考方式です。暗い夜を越したらすばらしい朝を迎るのですよと、子供に希望を与えることができる絵本なので、娘に読み聞かせながら私も感動してしまいました。ブラウンの絵本、シンプルな中に深みがあって大好きです。

３歳の息子に購入しましたが、（英語教室に通ってます）白黒なので興味がわかないようでした・・・。我が子の場合ですが。
超初心者向けです。

見開きの鮮やかなカラーページの後、モノトーンのページが2～3ページつつ"きます。2歳の娘にはこのカラーページが出てくるのが驚きのようです。

モノトーンのページでは"My spoon.Daddy's spoon."など、所有代名詞＋名詞の簡単な英語がリズムよくいろいろ出てきて、大小のもののシンプルな挿絵があります。絵を指しながら"my"のところを子供の名前に置き換えて読むと娘は大喜び！数回目で自分で勝手に読めるように(というか暗記している)なりました。

カラーのページにはほとんど文字はなく、絵を指しながら勝手に話しかけたり質問したりしています。

なるほど、絵が主体のところと文が主体のところをカラーとモノトーンで示しているのですね？！もうびっくり！！

"Good Night Moon"同様、言葉の使い方やライムが美しく、しかも子供の視点で書かれていてかつシンプル！

ぜひ多くの方に読んでいただきたい本です！

4才と１才半の子どもがいます。もともとは”おやすみなさいおつきさま”を愛読しておりました　ある日アマゾンで続編を見つけてすぐに飛びつきました。大成功です　うさぎさんの家族の登場に大喜びでした。その上英語なので英語にも興味を持ちはじめてます。お友達にもプレゼントしたりしてます。