教養のギリシャ語入門、英語のできる人向き
★★★★☆
単語リスト300ほどなので、軽量級の入門です。
ギリシャ語を、初めから読みながら、単語と文法をマスターします。
はじめは、「きみがペトロスなら、ぼくはパウロスだ」とかいう簡単な文で始まる
のですが、150ページごろには、クセノフォンなどがでてくるので、そんなに
易しくはない。
前書きで著者Peter Jonesは、ギリシャ語というと、学生から必ず質問が出る。
Ancient Greek? What use is that?と。
こう答えることにしている、と。
Being a joie de vivre man myself,I can think of few things more useful
than pleasure,---
楽しいからだよ、と。
いずこも同じようである。
イギリスの学習は、単語と文法だけではなく、ギリシャ語を学びながら、ギリシャの
歴史、社会、経済、文化、を学ぶことになっているようだ。
200ページの小型のペーパバックながら、ゆっくり学べば、得るものは大きい本の
ようです。