短歌本質成立の時代 万葉集以後の歌風の見わたし
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大正から昭和にかけて民俗学、国文学、国学の研究者として活躍した折口信夫の論説。「古代研究」第二部 国文学篇」[大岡山書店、1929(昭和4)年]の一編をなす。初出は「「万葉以後」解説」[1926(大正15)年]。短歌の創作まで——奈良朝の短歌——平安初期の大歌——六歌仙の歌——古今集の歌風——短歌改新に与つた人々——実生活を詠んだ歌——新古今の歌風——幽玄体——家集と撰集と——新葉集——の順に「万葉集以前」の短歌の成立から、「玉葉・風雅」集に短歌の本質が完成するまでを概観する。