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ディキンスン詩集 (海外詩文庫)

価格: ¥1,223
カテゴリ: 単行本
ブランド: 思潮社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ディキンスン/〔著〕 新倉俊一/訳編 出版社名:思潮社 シリーズ名:海外詩文庫 2 発行年月:1993年06月 関連キーワード:デイキンスン シシユウ カイガイシ ブンコ 2 でいきんすん ししゆう かいがいし ぶんこ 2、 シチヨウシヤ シチヨウシヤ 3016 しちようしや しちようしや 3016、 シチヨウシヤ シチヨウシヤ 3016 しちようしや しちようしや 3016
読みやすく、手頃な価格。 ★★★★☆
ディキンスン関係の本は何冊か持っていますが、今のところこれが1番お気に入りです。なるべく易しく且つ短い詩が選ばれているので気軽に楽しめます。特に嬉しいのは、ディキンスンの詩で重要なダッシュを正確に和訳へ取り入れているということ。そのために日本語の不自然さも見られますが、ディキンスンの詩に対する尊重が感じられる一冊。見開き左のページは英語、右のページは和訳なので読みやすいですよ。手頃な価格なのも嬉しいですね!文庫本タイプなので鞄に入れていつも持ち歩いています。
夜明けには わたし人妻なの ★★★★★
Joyce Carol Oates の作品(『The Faith Of A Writer』)を読んでいて、エミリー・ディキンスンを知りました。わたしはオーツの作品の中でも、切ない話と幻想的な話が好きなので、紹介されていたディキンスンの詩がたちまち好きになりました。

そこでさっそく日本語に訳されたものも読んでみました。驚いたのは、著者は十九世紀の人なのに、口語体の訳がぴったりはまってるんですよね。

暴言を承知で言うと、ホイットマンを日本語訳すると「おお!~よ!」とか「わたしは」とか、どこか大仰になってしまい、なんだかなあ……と感じてしまうのですが、ディキンスンにはそれがありません。

著者が女性なので「わたしは」という訳が格式張って聞こえないというのもあるでしょうが、それ以上にディキンスンの詩が現代の日本の感性にちょうど合うんだと思います。

この詩集には収録されていませんが、コオロギの鳴き声を「哀歌」と詠んでいるところなどまさに日本人の感性です。表紙に印刷された「わたしは苦悩の表情が好き~」というフレーズも、どこか椎名林檎さんのよう。

日夏耿之介・安藤一郎・岡隆夫・新倉俊一という四種類の訳のほか、付録として海外の評論家のディキンスン論も収められており、かなり充実した一冊でした。