この本、かなり本格的な文化論です。
なので、ちょっとしたレゲエ文化ガイド本を、と思う方には
あまりお薦めできないかも。
ただ、その内容は他の研究文献なども参照しながらの
論考なので、幅広い見解を見ながら、著者自身の見解を
知ることが出来ます。

この本では、主に、ジャマイカにおいてのレゲエや
ラスタファリが意味しているものや、レゲエが

アピールしてきたものについて語っています。
なので、取り上げるのはレゲエやメントといった
ジャマイカの音楽だけに限らず、ジャマイカで
メジャーなスポーツ「クリケット」のゲームに
おける人種的位置づけの変遷なども視野に入れた
ものとなっています。