フェア・ゲーム [DVD]
価格: ¥2,100
女は弁護士。男は刑事。KGBに狙われるというよくある設定だが、あれほどの最新機器を備えたソ連の追っ手がなぜヒロインの暗殺に失敗するのかは疑問が残るところ。ヒロインを救う刑事役にはウィリアム・ボールドウィン。シンディ・クロフォードが「人身保護」というフレーズ新たな意味を与える、有能な弁護士という役回りを演じているが、それがこの作品の救い。そう、本作には筋の通ったストーリーというものは存在していない。まず、ヒロインが命を狙われる。だが、その理由は説明されない。次に悪者はヒロインを捕らえるが、彼らのたくらみを洗いざらい話してしまう。しかし、論理的なストーリーなど、この映画には関係ないのだ。この映画の見せ場は、連続して起こる爆発シーンや車が大破する迫力にある。アクションのない場面はシャワー・シーン(ウィリアム・ボールドウィンが1回。シンディ・クロフォードが2回)と、シンディ・クロフォードがぴったりとしたTシャツから、もっと小さめのタンクトップに着替えるシーンだけ。この映画にはセクシャルなシーンはあまり含まれていないが、主人公たちのフランス語での会話は、いかがわしい雰囲気をかもしだしている。(Richard Natale, Amazon.com)