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ヒトラー・ユーゲント―第三帝国の若き戦士たち

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 原書房
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ナチの恐ろしさを知るには一番の本 ★★☆☆☆
★2つにしたのは、読んでいて決して快い本ではなかったからである。
ナチスの暴力や洗脳を書いた本は多々あるが、この本ほど、その本当の「恐ろしさ」を感じさせるものはない。アウシュビッツの悲劇を語るよりも、自国の子供たちが如何に「洗脳」されていったか、が残酷なまでに暴きたてられている。
タイトルや表紙だけを見ると、如何にも「ユーゲント」の英雄性を記録したもののように感ずるが、始めの1ページから、ユーゲントの「欺瞞」が余すことなく描かれている。映画「ヒトラー最後の12日間」の監督が、ユーゲントの「ファナティック」を感じて欲しかった、とメイキングで語っていたが、正しく子供たちを「ファナティック」にしてしまったのが、ユーゲントの実態であることが良く分かった。
ヒトラーユーゲントの悲劇 ★★★★★
ヒトラーユーゲントについて何も知らなかったことを思い知らされる本。その成立から終末にいたるまで、驚かされるばかりである。
親はどんな思いでヒトラーユーゲントの我が子を育てたのだろう ★★★★★
「そこで彼らは、力を誇示したい(特にスポーツや軍隊式のパレード)という少年たちの強い願望、武器や制服への自然な憧憬、男同士の絆や攻撃性のはけ口を求める男性本能を利用して、ドイツ青少年をヒトラーユーゲントに誘い入れはじめた。」

 本来なら適度に押さえられて育てられる少年の素質を目一杯解放させて、優秀で無知な戦闘要員を育て上げていったのがナチスドイツのヒトラーユーゲントという組織だ。世界一優秀で美しく洗練された民族の一員であると信じていた少年が、敗戦後ごみあさりをするにいたるまでが描かれている。あまりにも可哀想である。国家が子供を育てることがどういうことか考えさせられた。