ココロに傷を負った人たちはどうやって乗り越えて
★★★★★
ココロに傷を負った人たちはどうやって乗り越えて
生きていくんだろう?それを石田さんなりの解釈で
小説化した本書。
1つ1つの物語は特異に感じる人もいるかもしれないが
どこか優しい。
そこが石田さん小説のいいところでもある。
自分が安定しながら読む本。
うーーーん。。。。
★★☆☆☆
短編集だったからか?!?!
石田衣良作品の中で、なんだろう、初めて読んでいて途中少しお腹一杯になってしまった☆
一本のさくらの木の写真をめぐる、夫をなくした女と、天蓋孤独に自由に生きてきた男との、運命っぽいめぐり合わせの話とかは好きだったけど、やっぱり、石田作品独特の細部まで請っているかつ、シュールさを求めてしまう。
一番ぐっときたのは、あとがきかも
秘めた約束の扉が、そおっと開く瞬間。
★★★★☆
数々の人生があり、
形にしにくい約束がある。
【青いエグジット】、【冬のライダー】、【ひとり桜】、、、、
さまざまな老若男女、歩み始めたばかりの子供まで、すべてが主人公である。
人生に甲乙つけるものではないように、
本7作ともに、ゆるぎない優しさと強い優しさが溢れている。
そんな大きな声では言えない「約束」を僕はいくつ抱えているんだろう。
内容が薄い・・
★☆☆☆☆
正直全体的に内容がふんわりうっすらで絶望感とか焦燥感とかが一切伝わってこない。別に悪くもないけど良くもない。あと、耳が聞こえなくなる少年の話。あれで感動できる人は他人の気持ちなんて一切考えられない人じゃないんだろうかとしか思えない。出てくる大人が皆無神経すぎる。精神の問題で喋れなくなった娘の前でほかの女の子を君は子供らしくて可愛いねとか褒める父親も無神経だしそんな人間との旅行を承諾した母親も無神経だし。正直これに感動はどうかと・・・
普通の日常を読む
★★★☆☆
初めての作者。タイトルの「約束」というのを含めた7つの短編集。すべて泣ける話が書かれています。
心がきれいになるというか、自分の生活している環境?とは全く別次元でのストーリーに、ふと現実を忘れて没頭してしまう感じの本。
ただ普段読むには時間がもったいないので、車での移動時間とか、出張時の行き帰りの飛行機の中とか新幹線の中などで十分。もちろんビール飲みながら。
この作品のいいところは、すべて「ありえる不幸に、自然体で立ち向かう一般市民の、自然な生活感」が描かれている事だろう。どれも不幸な話なのだが、明日はわが身的にいつ自分に降りかかってもおかしくない程度の不幸であり、そんな時自分ならどう振舞うのか…を考えながら、作品の登場人物の行動と自分を重ね合わせて読むという事ができる点だろう。
この不幸が、絶対にこんな事はありえないだろうと思ったり、解決策が、普通の人間はこんな事は出来ないだろう…と思ったりすると一気に興ざめするからなぁ。
強烈な印象が残らない分、何か心に引っかかりを持ったまま何となく気になる短編集です。