この本の著者、臼井氏はマネーの虎にも出ていた
有名かつ有能な経営者だ。

この本の内容もふわふわしたモノではなく、
しっかりとした通販ビジネスについて記述されている。

彼女が活躍した時代の通販は、今ほど競合がひしめいている
わけではないので注意が必要だが、しっかりとした
商品開発のコンセプトなどはけっこう参考になる。

通販ビジネスは、ニッチな商材に的をしぼって
新しい価値を提供できた時に大きなレバレッジが生まれる。

これだけ流行っている通販ビジネスにも関わらず
多くの会社のノウハウは企業秘密になっているので、
しっかりとした良書になっていると思う。

ＤＲＭに必須の顧客分析などが手薄なので、
☆は４つにした。

著者の取扱商品には偏りがあるため、どのような通販商品にもあてはめられるノウハウというわけではありません。本来はもっと少ないページ数にすっきりまとめるべきでした。そのため、価格ほどの充足があるとは思わないほうがよいでしょう。
それでも、著者が試行錯誤から体得した知識が随所にみられ、通販ビジネス初心者には「なるほど、そういうものか」と納得のいくものであることも確か。
通販の基礎を書いた教科書的書籍を数冊読んだあとに手にすると、順番としてよいかもしれません。

内容は、どこかでなんとなく聞いたことがあるような、
特に驚きとかはない内容です。

でも、人から聞いた話しを語ってるわけじゃなく、
全て実践の中から見出してきたものだという事が伝わってきます。

細かいノウハウがどうとかっていうことじゃなく、
この社長の、腹のくくり方や、覚悟を決めて突っ走ってきたパワーとか、
結局そういうのが成功につながったんだということを読み取れば、
金額の価値がある本と思うことができますね。

通販に参入する人にとっては、
基本中の基本が書かれているので、読んでおいたほうがいいと思います。

これまでは、「ネットビジネス！ネットビジネス！」と
ネットの世界だけにとらわれ焦っていたのですが、

この本を読み、通販ビジネスの概要やノウハウを、
体系的に勉強できたことにより、それらから解放され、
不思議と今までの焦りや不安がなくなりました。

これからは、ネットをツールとして活かし、ペーパー通販も
取り入れ、ビジネスを拡大していきたいと思います。

通販ビジネスの参考書として、これからも活用していきたいです。

出だしがぬるかったので、どうかと思ったが、ターゲットの絞込みや商品開発のやり方等、
参考になる部分が多かった。
お客への対応法などは、行間に実務上の苦労がにじみ出ているようで良かった。
この著者の本は初めて読んだが、なかなかいいと思った。