非常に斬新な切り口だ!
★★★★★
このキャッチーなタイトルに惹かれてこの本を手に取った人も多いんじゃないだろうか。
或いは、そもそも「独りでボーリング」って何?みたいな感じで。
この本は社会学の中でも現代都市社会学の領域について非常に独特なパースペクティブを提示している。
従来の都市社会学が須らく都市行政学的な趣を持ち、それ故に行政学的観点から様々な統計調査をしていたのに対し、この本に於いて行われている調査の項目は独特というより奇抜だ。
その為一見するとトンデモ本なのかと思われがちだが、まったくそんなことはない。
独創的なパースペクティブを提示するものは、その切り口が斬新であればあるほど受け入れられがたくなってしまうのだろう。
現代都市の特徴や、都市に於けるコミュニティのあり方などに興味があれば、是非!