石、商店街、町屋ショップ
★★★★☆
『京都人だけが知っている』(2001年)、『やっぱり京都人だけが知っている』(2002年)に続く第3弾。
本書で取り上げられているのは、平安、石、タクシー、都市、学校、アート、町屋ショップ、伝説、映画、仏像、商店街、犯罪、花。
相変わらず、京都人ならではの内容である。地元の人にしか見えない裏側・内実をえぐり出し、強烈な皮肉を込めて語っている。
京都出身でありながら、普段はロンドンで暮らしているという著者だからこそ、ここまで書けたのだろうと思う。
面白かったのは、石と仏像。観光ガイドになる。
勉強になったのは、タクシーと町屋ショップ。利用するときには気を付けねば。
マイナー京都案内として読んでもいいし、地元の人がこっそり読むのにも適している。