晩年の黄金時代を築いたリック・ルービンのアメリカン・レコーディングズ・レーベルでの
最初の作品。
すべてアコギの弾き語りというシンプルなバックに
深い歌声を聞かせる。
この後の他のリック・ルービン・プロデュース作品では、
バックにトム・ペティのハートブレーカーズなどの演奏が付くが、
ここでは徹頭徹尾、「声」に焦点が合わせられる。
それだけに重い。そこが素晴らしい。
でも、アメリカンレコーディングズの５枚とボックスセットの
すべてを聴きましょう。ゆっくりと。

晩年の黄金時代を築いたリック・ルービンのアメリカン・レコーディングズ・レーベルでの
最初の作品。
すべてアコギの弾き語りというシンプルなバックに
深い歌声を聞かせる。
この後の他のリック・ルービン・プロデュース作品では、
バックにトム・ペティのハートブレーカーズなどの演奏が付くが、
ここでは徹頭徹尾、「声」に焦点が合わせられる。
それだけに重くて地味だ。そこが、素晴らしい。
でも、アメリカンレコーディングズの５枚とボックスセットは
すべてを聴きましょう。
ゆっくりと。
時間をかけて

　55年にレコード・デビュー後、80年に最年少でカントリーミュージックの殿堂入りを果たすなどカントリー・ミュージック界の代表的アーティストとして活躍し、2003年9月12日に71歳で死亡したジョニー・キャッシュですが、これはそんなキャッシュの晩年の代表作です。1994年にRick RubinのAmerican Recordingsレーベルと契約し発表した作品で、この後も続く「アコースティック・アルバム・シリーズ」の第一弾になったこの作品は、グラミー賞でBest Contemporary Folk Albumを受賞した傑作です。生ギター一本でかなり地味ですが、聴かせます。

なんと鬼才リック・ルービン（デフ・ジャム・アメリカのドン）がプロデュースしたカントリー。
トム・ペティらハートブレイカーズの面々が全面的に参加していることもあり、
トム・ペティの紹介で実現したのではないでしょうか?
(トム・ペティの【Wildflowers】もリックのプロデュース)
ジョニーのディープな声をシンプルな音で生々しく作り上げています。

カントリーが苦手でも気に入る事請け合いです（安っぽいな）。
全てがシンプルなので、
どこか小さなクラブハウスの弾き語りを聴いているようです。