きらめくルーシー
★★★★★
「ピーナッツ」の角川文庫版の前書きに「きらめくルーシー」というタイトルがありました。
私も個人的にルーシーが大好きです。
チャーリーブラウンや弟ライナスに対してとことんサディスティックな面を見せますが、
なぜか彼女はピーナッツの世界で、確かにきらめく存在なのです。
特にお気に入りの精神分析のスタンドの話ばかり集めたこの一冊はおいしい。
精神科医ルーシーの、身も蓋もないアドバイスに、「あっけらかん」の極意が秘められているようにすら感じます。
「ルーシーの心の相談室」というタイトルですが、別に余計な解説などなく、ルーシーの名場面特集的一冊です。