『魔牙霊』に続く、日本のマイクロソフトが制作したXboxタイトル第2弾。Xboxというハードの性質上、これまで洋ゲーがタイトルラインナップの主流を占めていたが、日本で作成されたオリジナルタイトルなので、注目度は高い。

   本作は、荒廃した近未来を舞台に超能力バトルを繰り広げるアクションゲームだ。プレイヤーは全部で300種類以上あるさまざまな能力（スキルと呼ばれる）を組み合わせ、自分だけの超能力者を作成してバトルを繰り広げる。300種類のスキルは、サイコキネシスや、テレポーションなどのポピュラーなものから「気」を撃ち出す様々な気功、格闘、古の魔法や召還まで多種多様なものがある。

   自分で戦いのテーマや戦法を決め、それに合わせた戦略性の高いバトルを行うことができ、作り出したキャラクターをリアルタイムで操作し、ミッションの内容にあわせて戦うことが可能だ。こうすることによって、さらに多くのスキルを集めていくことができる。つまり、プレイヤーは集めたスキルを編集し、最強の能力者を目指すのだ。

   戦闘の舞台となるマップはすべてが破壊可能。能力によって橋や床は崩れ、敵をたたきつけると壁は吹き飛ぶ。言葉で書くとそうでもないが、実際にプレイしてみると爽快感があり、ダイナミックな戦法も可能だ。もちろん、Xbox Liveにも対応。プレイヤーはボイスコミュニケーション（テレパシー）を用いて、世界中のプレイヤーと対戦が可能になっている。（平井　信）