時間の活用方法について，外国人はひょっとしたら日本人と違った発想をしているのかもしれないと思い読んでみましたが，日本人の書いている類書とさほど違いませんでした．

「あなたならどうする？」という質問形式のコラムがあるのですが，これは面白いです．タスクリストを作って次々と処理をしていったら残った仕事は重要なものばかりだったという笑えない話には思わず苦笑してしまいました．

時間配分の全体像をとらえ，自分の時間の使い方を分析し，計画を立て時間を確保するといった基本的な事がコンパクトに書かれていますので，タイムマネジメントの概要をざっと知るのにはよいでしょう．

　時間を有効に使うための工夫や考え方を紹介した本です。
スケジュールに立て方やツール、時間配分の方法、電話や会議のやり方
整理・整頓の方法・・・などなどが紹介されています。
　ポイント、ポイントでアドバイスが端的にまとめられていて、わかり良いです。

ただ、この本だから・・・という点は、少なかった印象です。
自分の問題意識が低いからかな、、という感じでした。

これまでの自分の過ごし方を見直して、それをもとにスケジュールを立て直せという別に言われなくても分かっているようなことばかり書いてある。
PDAを使うとスケジュール管理が楽になる、身の回りのものを整理整頓しろ、空き時間を有効に使え、人に投げる仕事と自分でやる仕事を判断しろ等、既に多くの人が実行しているだろう事が表面的に記述されているだけ。
特にハッと気付かされるような事は書かれていなかった。
厚ければいいというものではないが、とにかくページ数が少なく、さらにそのうちのかなりのページが時間管理表の例を載せたツールやQ&Aに割かれているため、全体的に情報量が少ない。

使える人にとってはツール類が役に立つかもしれないので星２つ。
個人的にはこの程度の本にこの値段はないです。

当シリーズの他書と同様、タイムマネジメントを行うに際しての基本事項が簡潔にまとめられている上、ビジネス上の例やタイムマネジメントを行う際のツール、自己診断テストもされており、非常にわかりやすい基本的実用書という印象でした。

やはり、タイムマネジメントにおいてもＰＤＣＡは必須であり、本書も現状分析に基づいた時間計画、管理を推奨しています。

簡潔に書かれているため、私自身も実際に活用してみたいと思いました。

非常に読みやすく、わかりやすく、
実践しやすい内容でした。

フランクリン・コヴィー社のプライオリティー（時間管理）研修を
私も受けたことがありますが、この本は、もっと実用的な内容です。

「忙しい」「時間がない」という方々、
そんな部下をお持ちの管理職の方々、
これから社会人になり時間管理をしていかなければならない学生さん、
ぜひ手にとって見てください。

そして、ツールも載っているので、利用してみると
自分の現状が整理できると思います。

お勧めです！！！