著者の1視点ですべてが語られます．人生の時間のかなりの比率を占める仕事に関する本ですから，自分を核とした，社会や技術，仕事との関わり方が述べられています．

本書は技術に関わるコンサルタントを生計としたい方に適しています．コンサルタントは他者の成功を手助けすることです．ですから，技術を提案して社会的成功を得たい，自分が成功者になりたい方には，コンサルタントを利用するときの彼らの視点を理解する情報源として有効です．

正直，30才代の視点からは，爺さんが居酒屋でぶつくさいっているぜ，と古臭さを感じます．ですが，クライアントにはこの年齢の視点，さらに悪いことにはこの方ほど論理的でも竹を割ったようなさっぱり感もない方，のほうが大多数なのでしょう．それを見せてくれただけでも一読に値したと判断します．

また，人の気持ちを理解する，社会などの大局を流れとしてつかみ，それらが自分にどう影響するか，自分はどうしたいのか，どう行動するのか，それらを絶えず考え続けた結果，30期会社を運営しつづけた実績，それらを思いつくままに書き連ねたものとして，一読の価値があると思います．

この本は、技術者の独立をテーマとしており、まさに技術者の今後の新しい生き方として参考になります。
まさに、バイブル的な書物だと思います。

一服の清涼剤です。
老いぼれ爺になる前に読み実行しましょう。
退職後の不安が払拭されます。
女性の視点に欠けたのが難点です
受験指導書ばかりの「技術士業界本」の中で異彩を放っています。

一服の清涼剤です。
受験指導の参考書が多い「技術士業界」の中で異彩を放っています。
退職後の不安を払拭します。
ただ、残念なのは、女性の視点に欠けていること。
いくら偉そうなことを言っていても、最後は女性の介護を受ける。
老いぼれ爺になったら、誰も相手にしない。
そうなる前に読んでおこう。

退職が迫った技術者への指南書ですよ。
内容は、「実直な男達の生きざま」という感じです。
しかも、退職後の不安をみごとに吹き飛ばすパワーを感じます。

でも、いくら偉そうなことを言っても、老いぼれ爺は女性の世話になる。
女性の視点もほしいところですね。そこが抜け落ちているのは残念です。
いずれにせよ、受験参考書ばかりが目立つ「技術士業界本」の中では異彩を放っております。
一服の清涼剤になるのは確実です。