英語の発音の初歩について解説している。内容を録音したCD4枚付。
最初に母音、次に子音、さらにストレスとイントネーションと続く。
それぞれの音素の説明は少し物足りないし分かりにくいところ、不正確なところがある。例えば、母音の説明では口を何インチ開けるといったことが書かれているが、間違いではないだろうにしろ学習者にとってあまり使いやすいものではない。むしろ、近い音同士の間でどのような相対的違いがあるかを説明する(これは『Ship or Sheep?』での方法である)方が役に立つ。また、舌の位置については言及がない(すなわち、前母音と後母音の区別を説明していない)が、これは疑問だ。
こうした欠点は、おそらく英語発音の全体像を考えずにアドホックに何とか個別の音を説明しようとするところに無理があるためだろう。もちろん初学者向けに音声学そのものを説明する必要はないが、少なくとも教える方は音声学的枠組みを頭に描いていないと、効率的で分かりやすい説明はしにくい。
付属のCDは収録時間はたっぷりあるので、よく聞いて練習するには良いだろう。

英語の発音を改善したい方の為の教材。ＣＤには約５時間半のレッスン内容が入って、非常にお得！アメリカ英語が身につきます。音の一つ一つを細かく練習し、単語、文へと練習を重ねることができます。イントネーション（音の強弱）の項目も後半にあります。ＴＯＥＦＬ、ＴＯＥＩＣ の受験者にも最適。自分自身もこれを使ってトレーニングしてますし、授業でも取り入れています。

Ｉ　ｈｏｐｅ　ｔｉ　ｒｅｃｅｉｖｅ　ｔｈｉｓ　ｂｏｏｋ　ａｓ　ｓｏｏｎ　ａｓ　ｐｏｓｓｉｂｌｅ．
Ｔｈａｎｋ　ｙｏu　ｆｏｒ　ｙｏｕｒ　ｅｘｃｅｌｌｅｎｔ　ｓｅｒｖｉｃｅ！
Ｉｌｈａｍ

「発音が良くなりたい！」

仕事である程度英語を使うので「デキル気」になってました。しかし、電話で自分の名前のスペルを説明したりすると、イントネーションやその場の文意で相手にわかって貰うことが不可能なので、苦労したりします。自分が発音が悪い、と気づく瞬間です。

この本はそんな、「一つ一つの英語の発音を、もう一度ゆっくり確認したい」人向きです。いわゆる「ぺらぺらにしゃべれる」ようになる本ではありません。
付属テキストもとってもコンパクトなので、電車の中でセットに入っているテープを聞きながら勉強するのにもぴったりです。

本書で細かい発音を直し、
American Accent Training (American Accent Training, 2nd Ed) Ann Cook (著) でイントネーションを直すと、かなり「本物っぽい」英語が話せるようになるのではないでしょうか。

それにしても、大人になってからの語学習得に「王道は無い」ことを実感させられます。三歩すすんで二歩さがる～的な地味な訓練が必要で嫌になってきますが、こういう書籍が世界的に流通していることを考えると「苦労してるのは自分だけじゃない」と気づき、少し励まされます。

母音、子音の一音一音の練習を丁寧にさせてくれます。これをやったから美しい英語が話せるというものではありませんが、liveとleaveをはっきりと区別する練習など、より明瞭な発音に貢献すること間違いなしです。発音の初心者に向いていると思います。単語レベルの練習が中心ですが、文を読む練習もあります。